にしたけのブロマガ引っ越し先

ブロマガの移転先です

2019年ニコメドアレンジ10選 byにしたけ

キットカットおいしいさんによる企画2019年ニコメドアレンジ10選が開催されてます。
取り急ぎ自分の10選をまとめました。感想文は時間がとれなさそうなので後日にします…申し訳ない

大相撲の人による企画2019年ニコメド10選の自分のブロマガはこちら

結果動画も公開されました。



1本目
【打ち込み】駆け上がるごちゃ混ぜメドレー シリウス



M.I.collectさんとNKさんの共作。ニコメドDJM参加作品。

まず冒頭のギターのカッコいいアレンジがたまらない。
00:43~の音源で駆け抜け本家というのを実感します。聞き心地がいい。
その後もギターベースが盛り上がりを維持させています。


NKさんのアレンジも本家に負けず劣らずの熱さを感じさせています。
個人的には勢いを維持させつつちょっと落ち着かせたアレンジの3:09~3:28のREDZONE→ブリキノダンスの一連の流れがすき。


最高の師弟です。



2本目
【メドレー合作】駆け抜けるメドレーコラボレーションFINAL 太陽
26Kパート 
26:17~



駆け合作FINALから1本目。26K氏のパート。


爽やかなアレンジが太陽パートの締めを演出してくれます。全体的にドラムが気持ちいい。
ハジメテノオトの落ち着いたアレンジからの4曲繋ぎのエンディング感、その後の高速繋ぎからのせーのっ!っで再び落ち着かせてBPM一気に落として再加速する流れが、アレンジによって際立っています。




3本目
【メドレー合作】駆け抜けるメドレーコラボレーションFINAL 水星
FinnOtakuパート 
19:08~



駆け合作FINALから2本目。FinnOtaku氏のパート。

駆け抜けにぴったりの軽やかで疾走感高いアレンジに初見で惚れました。
知らない曲も多かったのですが、そう感じさせないほどの聞き心地のよさでした。
20:54のJapanese Ninja No.1の入り方が特に気持ちいい。

この部分に関しては、前の初期顔さんパート・いえふさんパートの繋ぎ方も見事です。構成班に拍手。


4本目
【メドレー合作】駆け抜けるメドレーコラボレーションFINAL 木星
うぃんなパート 01:06~


駆け合作FINALから3本目。うぃんな氏のパート。

この方の作品は高密度と流れるような構成が特徴的ですが、アレンジ方面もかなり強くなっています。
前パート夕刊倶楽部からの疾走感を受け継ぎ、気持ちよい打ち込みを聴かせてくれました。
曲のアレンジもコロコロ変わり過ぎず、かといって適度に変わっていくので飽きさせません。
BPMも違和感なく自然に変わって緩急がついているのもよい。

特に2:16~からのアレンジでの爽やかな感じに切り替わるのと、3:03~の戦艦ハルバード:甲板を軸にしたアレンジが合いすぎてるところがたまらなく好きです。


5本目
【メドレー合作】駆け抜けるメドレーコラボレーションFINAL 冥王星
アセンブラーパート 
00:00~


駆け合作FINALから4本目。記事口授さんとFullKenさんのパート。

アレンジ10選ならこれを入れざるを得ない。
歴代駆け合作を3分にまとめた構成も再現した動画もとんでもないのですが、各パートのアレンジの雰囲気を再現しているのがとにかくすごい。この一言に尽きます。




6本目
【合作】南北合作 北組-North side-【ニコニコメドレー】
銀河Pパート 
10:14~



南北合作の銀河Pパート。
パート冒頭から目が覚めるようなアレンジが際立ちます。
11:18~のぽちゃぽちゃマンメンミも特徴ですが、何より好きなのがその直後からのポプテピの入り方とオーエン・新宝島と次々入るところ。
まるでカオスゾーンのような盛り上げ方と3曲重ねを違和感なく聴かせるアレンジがあまりにも好きすぎて、初見で何度もループしてしまいました。


とても迷ったPetit PlanetNico Clock!!夜空御三家フェスティバル!(特にお願い!シンデレラとミツボシ☆☆★部分)も素晴らしいのでぜひ。



7本目
【メドレー合作】さんかんしおんっ!~Ten Colors & A Week~
ゆるふわ兄弟パート
 8:41~



1週間合作のゆるふわ兄弟パート。
といってもタイヤヤ氏は選曲だけで、構成アレンジはぷるさんらしいです。

原曲REMIXではあるのですがSDVXっぽいアレンジというエフェクトがすごかった。
とにかく聴きましょう。

動画も含めて1週間でできたとは思えません…


8本目
Nico Felicidade



タイヤヤ氏とPow氏の共作メドレー。

駆け合作でも気持ちのいいアレンジを聴かせてくれたPow氏ですが、この作品でも爽やかに聴けます。
単調にはなりすぎずさまざまな音を聴かせてくれるところもGood。

個人的には5:00~のOshama→Evans、6:18~のバラードゾーンのピアノがお気に入り。


9本目
【打ち込みメドレー】毒得三拍子



毒ガス氏のゲーム曲を軸とした三拍子メドレー。

雰囲気と音作りが非常に自分好みでゆったり聴けます。本当に雰囲気づくりが上手い。
特に1:01~の来たるべきセカイのアレンジ、3:48~の君はあの影を見たかの壮大さがお気に入り。


10本目
【打ち込み】HYPER_FAVOTUNE_REMIX【原曲メドレー】



キットカットおいしいさんの原曲×打ち込みREMIXメドレー。
中毒性がひたすら高く、テンション上げたいときにいつも脳内再生されます。
とにかくカッコいいアレンジに原曲ボーカルを乗せていて高まります。

2:18~のASGOREとスマブラのボイスが入ってる部分が特に最高。





最後まで読んでいただきありがとうございました。2020年もすごいメドレーが聴けるかなって楽しみです。

2019年ニコメド10選 byにしたけ

大相撲の人による企画2019年ニコメド10選が開催されてます。
今年のお気に入りメドレー10本をまとめました。

キットカットおいしいさんによる企画2019年ニコメドアレンジ10選の自分の選考はこちら


結果動画も公開されました。




1本目
【駆け抜けメドレー】NICONICO ALTERNATION




ちゅるちん氏のメドレー。
ひとりで動画も音源も26分作り抜けたという作品。
定番曲を中心としつつもさまざまなコンテンツから曲を拾っているところから作者の知識の広さを改めて実感します。流れるような繋ぎが本当に気持ちいい。



2本目
ニコをみるもの #NICOGAZER【ニコメドDJM】




ウボァー氏農夫氏の共作メドレー。
序盤の平成ラッシュと終盤のカオスゾーンラッシュ、そしてUNDERTALE風エンディングに泣かされました。
ハッシュタグ小ネタの入れ方や動画作りも楽しく。アレンジも多様かつカッコよさ満載です。



3本目
【メドレー単品】ジョジョの奇妙な鎮魂曲




キットカットおいしいさんのメドレー。
アレンジが素晴らしいのはもちろんのこと、ジョジョ作品への思い入れがとても伝わる構成が素晴らしかったです。
3:43~のJIVES→BLOODY STREAMの繋ぎ、05:31以降の名前のない怪物のピアノ高BPMアレンジ、そして最後のジョジョ歴代OPを組み込んだココロオドルが本当によい。




4本目
平成の音MAD10選を告知しないメドレー




R.M.氏のメドレー。あなたが選ぶ 平成の音MAD10選のインスト版。
過去の傑作音MADをなぞる選曲やアレンジが素晴らしいです。
オーエン~霊知の太陽信仰の盛り上がり、そして最後の恋愛サーキュレーション白金ディスコさくらんぼからのカオスゾーンが本当に熱すぎる。
音MADの方の初見はブライガー音MAD再現のネタを知らないのにガチ泣きしました。年明けに何度ループしたか。




5本目
NICO NICO smALLSTARS!! 2【ニコニコメドレー】




26K氏のメドレー。
前作のコンセプト通りの準オールスターな選曲を通して、ニコニコのさまざまなネタを表現しています。多彩なアレンジが本当に素晴らしく心を掴まされます。映像の作り方や繋ぎ方、曲名のフォント選びや出し方も多様で飽きない。

制作小ネタあとがきのブロマガを読むと作者がこの作品で伝えたかったニコニコへの思いがさらにわかるのでお時間がある方はぜひ。



6本目
【本気で歌詞を繋いでみた】コラボレーション★ストーリー【駆け合作 完走記念作品】




FullKenさん構成、キットカットおいしいさんアレンジのメドレー。
歌詞を繋いで合作という作品を表現するというとんでもないコンセプトを実現した作品。
ボカロPV風の歌詞PV、駆け抜けて目指せ1000%からの流星群→駆け抜けラッシュ&虹色駆け抜け映像が本当に熱すぎる。
壮大な雰囲気を感じられるアレンジも素晴らしいです。FullKen氏本人の音源も仮音源とは思えないほどに素晴らしいのでもぜひ。



7本目
ニコニコメドレー「駆」~We go on Medrifting!!~




タイヤヤ氏#ぷるさんひまなっつさんの共作メドレー。
駆け合作投稿関連からもう1本。
5小節ごと切り替えの縛りとは思えないほどの流れるような構成と完成度に驚きます。定番曲も多く聴きやすい。前半のぷる氏アレンジも後半のひまなっつ氏アレンジもどちらとも素晴らしい。2:48のリアルワールド→Happy☆Pretty☆Cloverの繋ぎがすごく気に入っています。

そしてカオスゾーン。まさか駆け抜けるで重ねが来るとは思いもよりませんでした。しかも5小節繋ぎ縛りはそのままに。タイヤヤ氏とひまなっつ氏それぞれで共通点を出しながらのカオスゾーンの演出、そして最後の宝箱-TREASURE BOX-には泣かされました。音源アレンジも動画の演出もなにもかもずるすぎる。

感想ブログも必読です。前半→ 後半→



8本目
【ニコニコメドレー】N+EVER!!【オールスター】




メスシリンダー氏のメドレー。
今回はあまりわからない選曲が多かったのですが、それにしてもアレンジと構成があまりにも素晴らしすぎて
気付いたら何度もループしまくっていたり、気になる元動画を漁ったりするくらいにはがっつり感情移入した一作でした。

01:23~の恋愛レボリューション21の入り方や
10:01~のルイージマンション→アシュリーの流れるようなアレンジ、
13:51~の壮大なアレンジからの21世紀を手に入れろ→ドレミファロンド、いままでのあらすじの大人繋ぎから一気に盛り上がる展開、
17:35~のSeyana×Evansの重ね、19:31~のぬきたしOP×チョコレートプラネット、そしてその後の七色を意識したアレンジ、
21:35~の過ぎた季節の思い出ばっかり懐かしむカオスゾーンなどと、気に入った演出を挙げるには枚挙に暇がありません。



9本目
【ニコニコメドレー】Nico⏲Clock!!




銀河P#ぷるさんの共作メドレー。
正当派で密度高めの重ねと繋ぎが多く、それでいてごちゃごちゃしすぎないと感じられるアレンジと展開で素晴らしい作品。
共作でアレンジが頻繁に変わったとは思えないほど2人のコンビネーションがばっちりだと感じました。

特に気に入ったところは03:15~のAffection重ね部分、その後の壮大な雰囲気のアレンジ、
06:10のBig Blue×THE IDOLM@STER→チルノ×ウサテイの疾走感の高いパートからの
物凄い狂っとるフランちゃんのSDVXの雰囲気を全力で再現したアレンジ、
8:31以降のがっつりピアノアレンジの雰囲気、
12:52以降の極上スマイル×GREEN GREENSの重ねからのどう考えても私は悪くない・マイムマイム繋ぎ→ローリング△さんかく×森・自然エリアの重ねが気に入っています。

最後の15:57以降のフィナーレを感じるアレンジと演出から時計の音、ココロの流れは
まるで映画1本を最後まで観終えたかのような満足感がありました。19分ととても感じないほどの濃密な時間を感じる一作です。

制作裏話はこちら→



10本目
#NICO_CANTABILE ニコカンタービレ




onitan氏のメドレー。
NICO VIVACEの続編、ずっと待っていました。 (主に自分の動画制作が遅れに遅れて公開が長引きましたが…)
近年の王道曲を中心にした選曲や明るく力強く、特にはしっとりくるアレンジ、すべてが気に入ってる作品です。

特に4:52~の砂の惑星×Evansから一気に盛り上がるところや5:33~のアイマス×ラブライブ
6:29~のサウンドスケープ×Shine!!ギンガマンはユーフォ演奏も動画も迫力があってすさまじいです。

M@STREPIECEからのニコニコのバージョンを追うカオスゾーン、そしてVIVACEよりさらに盛大になった例のアレゾーンも
何度も聴いて思い入れが強い部分です。
映像を作ってて本当に作りごたえがある作品でした。





ここすき一選
ニコニコ動画のアチコチ2

16:03~ 時報(【MIDIアニメ×ハンマー状態】ハンマーグラフィティ)




8:51:22 pm氏のメドレー。
原キー縛りでメドレーを作っているのも凄いのですが、自分にとってなによりぶっ刺さったのは最終版にハンマーグラフィティ(2:26~)の再現を最後に持ってきたところです。
2011年当時ハンマー状態にハマっててMIDI表現のメドレーやアレンジを当時多数視聴しまくってたのですが、そんな自分にとって、16:03以降を聞いて、時報の部分を聞いた瞬間に元の作品を思い出した時には涙が止まらず、聴き終えた直後はしばらく動けませんでした。

アレンジも合わせていて、本当に心に刺さる終盤でした。



最後まで読んでいただきありがとうございました。2020年も楽しいメドレーをたくさん視聴できるといいですね。

ランキング改変についての見解 ~その2:工作・広告対処とカスタマイズ化がもたらすもの~

先日3月11日、および3月13日の生放送でランキングが今後どう変わるかの解説生放送が行われていました。




また、インフォで概要を、ブロマガで詳細内容がまとめられています。
【告知】動画のランキングおよびカテゴリの仕様変更
新ランキング(ジャンルランキング)の詳細


それについて、自分なりに情報や他の人の意見を整理しつつ自分の意見をまとめました。

その1では、反応がかなり見られたジャンルと代表的なタグについて書きました→
その2では、直近のSlack議論でもあまり触れられなかった工作対策やカスタマイズ化について話しています。

以下、赤字を運営からはっきりと公言されたもの、橙字は運営からの情報をもとに推測できる内容(自分の賛同・反対に問わず)、青字で自分の意見をまとめています。
できるだけ事実と推測を混ぜないように書いているつもりですが、もし混同している箇所があればコメントください。


目次
1章-1:工作・広告対策とそれにともなう犠牲
1章-2:工作・広告対策に対する見解
2章-1:カスタマイズ化と話題ジャンル

2章-2:カスタマイズ化と話題ジャンルに対する見解
3章:まとめ



長い文章読むの大変すぎるって人は3章まで各自スクロールしてください。



1章-1:工作・広告対策とそれにともなう犠牲

新ランキングでは、総合ポイントの集計方法が変更されます週刊ニコランでやっているような再生数・コメント数・マイリスト数だけではなく、アクセスの増分やIPなどといったデータも取得して計算をするのではないかなと思います

具体的な内容としては、
ニコニ広告は総合ポイントに加算されない。ニコニ広告のみのランキングが作成され、総合ポイントとのランキングとは別での表示枠が設けられる。

総合ポイントの計算式や結果は隠蔽化され、ユーザーには相対的な順位のみが公開
再生数・コメント数・マイリスト数そのもののランキングは工作者によってランキングの算出式を解析されるのを防ぐために廃止。pixivのランキングをイメージすると近いのではないでしょうか。

・過去の全デイリーランキングデータや再生・コメント・マイリストの差分値は何らかの方法で差分値を提供できないか検討中。

・ランキングの集計期間について、毎時・デイリー・週間・月間・合計(これまでの累計)は変わらず集計。ただし、合計ランキングのスコアは新ランキング開始時にリセットされ、新たな合計ランキングとしてスタート。過去の合計ランキングについては、特設ページで見られるようにすることを検討中。

動画の再生数やコメント数、マイリスト数そのものをリセットするわけではない。また、ランキング上での動画の再生数・コメント数・マイリスト数は引き続き表示される。消えるのは総合ポイントと広告ポイント表示、期間内の再生・コメント・マイリストランキングのみ。

・総合ポイントが非表示になるということは、運営がランキングの順位を入れ替えたり、自分たちに都合のいい動画を上位にあげることがないかという懸念は、絶対に行わないと強く誓っていました



1章-2:工作・広告対策に対する見解

結論から言いますと、後述する合計ランキングについての1点以外は、概ね仕方のない変化ではあると受け入れています

ニコニコ動画の盛り上がりとランキングは切っても切れない関係にあります。ランキングの大百科記事にも詳しく書かれていますが、再生数・コメント数・マイリスト数の数字そのものが可視化されていたこともあり、ユーザーや投稿者がランキングの動向を強く注視していて、それらが熱気になっていました。動画のコメントにもランキングの順位が話題としてよくも悪くも当たり前のように書かれていました。

そもそも2009年10月以前には総合ポイントというものが存在せず、再生数・コメント数・マイリスト数単独でのランキングしか存在しませんでした。(なので各数値を計算した週刊ニコニコランキングが当時新奇性があった)

陰陽師らきすた戦争というF5アタックによる再生数戦争は黎明期のユーザーが数多く工作活動に面白半分で参加していたという事実を表していますし、釣り工作という嫌がらせネタから人気ジャンルへと昇華されたレスリングシリーズや、黎明期でない時代の例としては原宿廃止古参祭りなども挙げられるでしょう。


しかし、これほどまでに工作活動が大規模・組織化し、2.5か月で1000万再生積んだ動画週間マイリストランキングのうちTOP30が工作によって積まれたと(再生数の足しにしたくない・一般会員が閲覧できるようにニコランWEBリンク)いう事実がある以上、再生数・コメント数・マイリスト数の結果、および計算式を隠蔽化し相対的な順位のみを表示するというのは必要な犠牲だと思っています。

工作対策の大変さや対策がいたちごっごという現実もよく認識しているので、今後も工作対策に手を抜かないというのは当然の前提としても、現状の工作がユーザーから見えなくするというのは妥当なものでしょう。つまらないと思われる方がデメリットが大きくなっています。

ランキング企画担当も各数値のみのランキングを残せるか十分に検討した結果下した結論というのはよく伝わりましたし、ランキング動画を生成するための差分値データを提供していただけるのであれば各種ランキング制作者にとっても困ることはおそらくないと思います(もちろん提供データの中身にもよりますが…)。


広告ポイントの別枠化についても待望していました。別枠で表示する枠を設けるというのも、ニコニ広告の存在価値の代案として十分でしょう。



ただし、合計ランキングのリセットという1点のみは反対し、新集計による総合ポイントランキングを出さない代わりに2007年3月6日以降の再生・コメント・マイリストランキングのみを閲覧できるようにしてほしいと要望します。


これには2つの理由があります。

1. 工作対策に影響がない
合計ランキングというのは、要はニコニコ動画全部の動画、あるいは各カテゴリを検索して再生数・コメント数・マイリスト数が多い順でソートしたものです。一定期間内を集計したものではなく全期間の集計であり、合計ランキングが廃止されても検索をすれば容易に確認ができるもので工作員の情報収集には関係のないものです。

また、合計ランキングで新集計の結果を行わなければ再生数・コメント数・マイリスト数という生データと新集計のランキング結果を比較することはできないので、総合ポイントランキングとの順位のズレから工作された動画が判別しやすくなるという問題点も解決できます。

2. 合計ランキングが途切れることで失われるものが大きい
合計である以上、SMILEVIDEOが始まった2007年以降の通算結果が見れないと意味がありません。2019年6月からの積み上げ直しには何の意味もないと思います。
具体的には
・新たにニコニコ動画を知った新規ユーザーがニコニコで何が人気か気軽に知る場所
・数年ぶりにアクセスした古参ユーザーが昔からどう変化したかを知る場所
陰陽師ごちうさけもフレ1話など、今でも人が集まる動画のユーザーが盛り上がる話題
・人気動画を一発当てた投稿者が、自分の動画がニコ動全体でorカテゴリ内でいま何位にいるかを確認する場所

これらを失うのが非常に致命的です。


新集計のランキング順位はあくまでも期間内の人気な動画を表示するための手段と割り切り、合計ランキングだけは2007年以降のトータル再生数・コメント数・マイリスト数の結果を検索を用いず閲覧できるようしていただければと思います。
合計ランキングは別物であるということを示すために、期間のプルダウン(毎時・24時間・週間・月間・合計と書かれている部分)から合計を取り除き、合計ランキングだけを別ページで表示をするというのはどうでしょうか
再生コメントマイリスト(+過去に廃止されたニコニ広告の合計ランキングもあってもいい)、ジャンル合算および各ジャンル・代表的なタグ絞り込みができればと思います。
差分や過去データは出さなくていいので、記録の蓄積による負荷もかからないですし、合計ランキングは言い方を変えればニコ動上での検索結果にショートカットが作られていて、順位というデザインを追加して表示しているだけとも言えますので。

現在、そして未来のニコニコユーザーにとって本当に必要な合計ランキングのデータをわかりやすく閲覧できる場所を設けてほしいと強く要望します。




2章-1:カスタマイズ化と話題ジャンル

将棋盤ランキングがついにカスタマイズ可能になりました。具体的には、
・全体の将棋盤デザインは5列に変更し、サムネイルが大きく見るように変化する。

・一般会員は1列、プレミアム会員は最大4列変更することが可能。

・カスタマイズオプションのひとつとして、チャンネル動画のみやユーザー動画のみ表示というフィルタを提供。これにより、公式アニメのみを見たり、逆に公式アニメを除外したランキング結果の閲覧が可能に。

・突発的な流行は運営が手動で紹介できるように、運営専用の話題ジャンルを設ける。話題ジャンルは右端1列にあり、一般会員・プレミアム会員ともに固定となる。


といった変更点があります。


そして、自分が個人的に一番懸念事項としていたカテゴリ合算ランキングとランキングが持つニコ厨の一体感については、以下の回答がブロマガに記載されました。

Q. ランキングのカスタマイズ機能によって、「みんながおなじランキングを見る」という一体感の醸成や、「他ジャンルの動画も自然に目に入る」といった偶然の出会いをを損なうのではないでしょうか?

A.一般会員がカスタマイズできるのは1列だけです。プレミアム会員の場合は4列カスタマイズできますが、複数のジャンルを設定することになります。また、「話題」ジャンルは、全ユーザーに同じ内容が表示されます。

このほか、すべてのジャンルを横断した「合算総合ランキング」も、引き続きご提供する予定です。
これらによって、ランキング自体の価値を高めつつ、ある程度の一体感も実現できると考えています。

また、生放送での尾崎さんの発言で「ランキングだけで動画の再生数が構成されてるわけではないですし、ランキングにランクインする前には何かしらの方法によって載らなければいけない。いままでのランキングカスタマイズでこの(一体感がなくなる)問題点が起こることは想定しているが、ユーザーさんの嗜好が多岐にわたっているので、すべてを見せられるのは難しいと思っています。ただ、そのために『話題』というジャンルを運営で固定させてもらっているので、それで目を横にそらして見てもらえるし、合算総合ランキングもそのまま残るからあまり心配してない」という言葉もいただきました。

ランキング企画担当にとっては、ランキングは話題や人気の最後の結果が置かれたという認識なのでしょう。



2章-1:カスタマイズ化と話題ジャンルに対する見解


正直な感想を言うと、ついにきてしまったかという一言です。

自分の要望を簡潔にまとめると、
・固定の1列は話題ジャンルではなく合算総合ランキングにする
・話題ジャンルを維持するにしても、せめて合算総合ランキングは初期の1列にある
・期間のデフォルトは毎時ランキングにする

この3点になります。

●話題ジャンルタグについて
概ね、人気になりつつあるトレンドタグを運営が手動でピックアップして紹介するという予想を立ててですが、運営の検閲があるという事実が大きな懸念事項になっています。

ここ1~2年で挙げるとすれば、例えば「ペニーワイズがオススメするシリーズ」などは権利者とのやりとりを経ずに柔軟にすぐに入れられるのか、「ドスケベ音頭」や「キンタマを思いっきりしばかれるオッサン」のような性的な表現を含むもの、「syamu_game」や「あたまわるわる音頭」のような特定個人をネタにするようなものは出せるのでしょうか。

もし運営が話題として挙げられず、無難なネタしかピックアップできないのであればほとんど意味がなく、ニコ厨からはすぐに見限られるでしょう。
逆に何も気にせずピックアップした場合は「こんな公序良俗に反するもの、他人をコケにするようなネタを運営は公認するのか」という悪評がつくことが容易に想像がつきます。

どちらに転んでも、運営が間に関わっている、それ自体がユーザーからすればネガティブにしか受け取られないということはわかると思います。
もっと言うと、ニコニコユーザーにとっては運営がピックアップしているという事象自体がコンテンツをつまらなく思わせられかねないという事実を認識すべきです。このあたりはレスリングシリーズや淫夢などで特に言われていることなのですが、ユーザーが好き勝手やっているからこそ視聴者投稿者問わず楽しめる側面があって、運営側が存在を認めているというのを公認してしまうと、気持ちが冷めてしまうものです。例のアレに限らずとも、ニコニコ技術部VOCALOID関連曲など権利的に真っ当なものであっても、運営が後ろ盾として「人気になりつつあるものを伸ばそうとしている」という印象を与えること自体がいい印象を持たれません。

運営がピックアップするという仕組みがすべて悪いとは言いませんが、現行で行われているオススメコンテンツピックアップトレンドタグを動画TOPページのより目立つ場所に置くなどとして、ランキングはニコニコ動画ユーザーの動画をフィルターなしで反映すべきです。

運営が関与すべきでないというのは、代表的なタグ選出では主張していたことですよね。


●将棋盤カスタマイズとニコ厨の一体感について
カスタマイズできるようにというのは何年も前からずっと要望があり、実装されるのはもはや仕方のないことかとは思います。
しかし、全ジャンル合算総合ランキングはデフォルトで置いてほしいとは強く要望します。

少なくとも、各種フィルターも込みで実装されたことにより、今期放送アニメのMADや最近発売されたゲームのプレイ動画や実況などはこれまでより目立つことになるでしょう。

しかし、技術部や生活一般カテゴリ、単発的なエンタメ動画など、検索をあまりされない動画は今後非常に伸びづらくなることが容易に予想されます。
それこそ具体的な例では直近で伸びたその他カテゴリ投稿の遊戯vs.遊戯(まるで実写)といった動画は、もし新ランキングになりアニメゲームジャンルや音楽ジャンルをデフォルトにするユーザーばかりになった場合、Twitterなど外部サイトでバズらない限りはほとんどのニコニコユーザーの目に留まらずに、伸びるきっかけもなく埋もれることが想像に難くありません。そうした伸びるポテンシャルがあるが動線がほとんどのユーザーにないものを話題ジャンルに取り上げることが果たしてできるのかが、非常に疑問視しています。

合算総合ランキングをこれまでどおり用意していただけるのはありがたいのですが、訓練された物好きな雑食ニコ厨しか動線として使わないのであればまったく意味がなく、その他大勢のニコニコユーザーのスタンダードであるからこそ価値があるのです。
各ジャンルごとに、全体の中の0.1%~数%のニッチで熱心なユーザーがタグやカテゴリなどを熱心掘り起こしたちょっとした話題が、それ以外の流動的でミーハーな層にカテゴリ合算総合ランキングの下位~中位くらいに載って目につき、そこから視聴されることでランキング上位に伸びて新たな話題になる原動力になるのです。

ランキング企画担当が言っていたランキングは人気や話題の最後の結果というのは、ニコニコ動画においてはまったく間違いというのは、2007年~08年の頃からランキングを利用しているのであればわかることだと思います(逆工作について触れていたことをはじめとしたことから、いまのランキング企画担当も当時のランキングのことはよく理解していると信じています)。

特に、何年もネットにいてすでに嗜好が固まっているユーザーならともかくとして、ニコニコに入ったばかりの初心者にとってはニコニコ動画がどういうところなのかわからないのですから、カテゴリ合算ランキングがデフォルトであるということは非常に重要です。コメントも含め日本のネットユーザーが多くいて盛り上がっていること、自分一人ではなくみんなと観て盛り上がれるのが、他サイトではなくニコニコ動画で観ることの価値につながるのですから。


毎時ランキングがデフォルトであってほしいという要望も似たような理由です。固定ファンがTwitterなどで一気に動画に群がったものが長期間上位にいるのではなく、「人が人を呼び次の毎時ランキングの結果につながる」「一部の固定層に人気になってとしても、大衆に興味を持たれなければすぐにランキング上から落ち、幅広い層に興味を持たれクリックし、コメントマイリスされた動画が残り続ける」というのを実現するためです。
どのランキングがデフォルトかというのは、ランキング生放送に集まるほどのユーザーは意識されず、どうでもいいことだと思われますが、デフォルトから動かすことすらめんどくさがるようなライトユーザー、そして今後新たにニコニコ動画を見始めたユーザーには大きな影響があることをよく考えていただきたいと思います。



熱心に深掘りして探すのであれば検索機能がが充実したニコニコ動画は優れていますが、なんとなく自分の好きな動画を見るのであれば関連動画サジェストが充実しているYouTubeでいいわけですし、もっと言うとGoogle動画検索でいいわけです。


もしランキングが単なる結果置き場でしかなければ、検索やジャンルそのものが人気なものかすでに有名になっている投稿者が投稿した動画、あるいはTwitterや5ch、ヤフーニュースなどをはじめ外部サイトで話題になったものしか反映されないでしょう。
各カテゴリやジャンル、タグで熱心な物好きが掘り起こした小規模なブームがニコニコ動画内で大衆の目に触れて新たなブームになるなんてことは未来永劫起こらず、単なる内輪止まりでしかないトピックスばかりになるでしょう。ブームを拡散させるのは外部サイトやニコニコ外で形成されたコミュニティしかなくなる、というなんともさみしいことになりかねません。

ランキングはすでにある需要を反映した結果置き場ではなく、人が人を呼び新たなムーブメントや動画単体が広く大衆に認知させられる過程の場所、だからこそニコニコ動画はこれまで多くの人が常連ニコ厨になり「ニコニコで」動画を観る習慣が根付いていたというのを、今一度ランキング開発の方々と再確認したいです。



3章:まとめ

●工作対策の新集計ランキングについて
・ランキングが新たな集計方法になることや、再生コメントマイリスト単体での集計が工作対策としてなくなることには反対はない
・ただ、合計ランキングに関してだけは工作対策の意味が薄く、かつリセットによる損失が大きいので、再生コメントマイリストのランキングのみを別で作ってほしい。新集計総合ランキングはあくまで期間内の人気動画を順位付けする手段という位置づけにしてほしい。


●ランキングカスタマイズ化と話題ジャンルについて
話題ジャンルの有用性は懐疑的。ジャンル合算総合ランキングを代わりに残してほしい
・話題ジャンルを1列確保するのであれば、せめてジャンル合算総合ランキングがデフォルトで1列あるようにしてほしい(固定が理想ではあるが、一般会員がニコニコに慣れてきたらカスタマイズで変えられる1列でも構わないから)
集計期間のデフォルトは毎時ランキングであってほしい



ニコニコ動画のランキングがどういう形なのかは、現在と未来のニコニコユーザーの動画視聴に多大な影響をあたえるということを、今後ランキング企画担当とは共有していきたいです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

ランキング改変についての見解 ~その1:ジャンルと代表的なタグの意義~

先日3月11日、および3月13日の生放送でランキングが今後どう変わるかの解説生放送が行われていました。




また、インフォで概要を、ブロマガで詳細内容がまとめられています。
【告知】動画のランキングおよびカテゴリの仕様変更
新ランキング(ジャンルランキング)の詳細


それについて、自分なりに情報や他の人の意見を整理しつつ自分の意見をまとめました。

その1では、反応がかなり見られたジャンルと代表的なタグについてです。
工作対策やカスタマイズ化についてもかなり言いたいことはありますが、論旨の方向性が大きく違うと思っているので、その2にまとめています→

以下、赤字を運営からはっきりと公言されたもの、橙字は運営からの情報をもとに推測できる内容(自分の賛同・反対に問わず)、青字で自分の意見をまとめています。
できるだけ事実と推測を混ぜないように書いているつもりですが、もし混同している箇所があればコメントください。
<br
目次
1章:動画の分類がどう変わるのか

2章:カテゴリへの思い入れがある方々の反対意見まとめ
3章:ジャンルと代表的なタグへの見解
4章:まとめ



自分の意見だけ聞きたいという人は3章以下を、長い文章読むの大変すぎるって人は4章まで各自スクロールしてください。




1章:動画の分類がどう変わるのか

インフォではカテゴリタグからジャンルに動画の分類方法を変更しますとありますが、実際は
・大カテゴリ(別名カテゴリグループ。エンタメ・音楽やアニメ・ゲーム・絵)などを
19個のジャンル(アニメやダンス、乗り物など)に分類わけしなおし

・カテゴリタグを廃止し、代わりに代表的なタグというのを扱い、ジャンルを絞り込める

といったものになります。


大カテゴリをジャンルに変えた理由としては、
・これまでの大カテゴリは生活・一般・スポの中に動物カテゴリがあるなど、どこに分類があるかわかりづらい
・将棋盤ランキングでのパワーバランスを考慮して分類化したため、枠組みがいびつになった(結果政治カテゴリが単独で大カテゴリになってしまっていた)

などが挙げられていました。


カテゴリタグと代表的なタグの違いとしては、
・代表的なタグは見直しを行い、入れ替えを行う。期間は1ヵ月に1度程度を考え中。
・カテゴリタグは1つだけ設定、3つまでタグにつけることができた⇔代表的なタグは制約なく自由につけられるが、代表的なタグのランキング入りは投稿者がロックしたものだけになる(視聴者付けたタグでも面白くニコニコらしいが、さすがにタグロックが心配)。いわゆる検索妨害については個別で対処をする。

・これまではカテゴリタグ1個+通常タグ10個が上限⇔今後タグの上限数は11個になる。

・代表的なタグはジャンルに紐つかない。ダンスジャンルにMMDが入ることも想定している。

カテゴリ別のランキングについて詳細
・大カテゴリのランキング集計は100位、カテゴリ別のランキングはほとんどが300位まで(音楽・エンターテイメント・アニメ・ゲームは例外的に1000位まで)を集計していたのが、ジャンルでのランキングは1000位、代表的なタグは一律100位までを集計。

・絞り込みと名目上しているが、実際は検索結果であり、ジャンル内の動画に偏りがあっても代表的なタグのランキング結果が表示されなくなることは起こらない(例:音楽サウンドジャンルが1000件歌ってみたで埋まったとしても、VOCALOIDタグで絞り込みを選択した場合は100件のランキングが閲覧できる)。

・これまでは過去最高順位として、所属カテゴリ・前日総合順位 ○位・過去最高 ○位(小カテゴリ)を表示していた。今後は所属ジャンル・過去最高 ○位(ジャンル、ランクイン日時)を1時間に1度、順位を計測して表示に変更。一時的に伸びたものの24時間基準では1位になれなかった動画に記録を付けることができるようになる。

・所属ジャンルの順位は、過去最高順位と同様にグラフ化をする予定。

・代表的なタグ別の過去最高順位については検討中。代表的なタグから一時的に外れた場合のグラフをどうするかという問題があり、暫定的に所属ジャンルの順位を集計している。

・今後は、ジャンル内にある代表的なタグのランキングではなく、複数のジャンルをまたいだ代表的なタグ別ランキングの生成が実現できないか検討をしている(現段階では、例:アイドルマスターはアニメジャンルとゲームジャンルそれぞれでしかランキングが作れない?



代表的なタグの入れ替えについて詳細
・代表的なタグはジャンルごとに10~20個を想定している。出すだけユーザーに喜ばれるのはわかるが、増えすぎると動画TOPページやジャンルページで膨れ上がるという問題がある。

急激にごそっと入れ替えることはあまりしないと思う。

これまでのカテゴリタグは、少なくとも半年間は代表的なタグから外さないことを約束し、使われ続けることで今後も残る。

・タグが登録された動画数だけではなく、タグがどれだけ利用されているかをはじめといった総合的な人気度が新規や入れ替えが起こる指標。運営が恣意的に決めることはなく、人気度を機械的かつ総合的に判断して利用頻度が多いタグを代表的なタグにし、その上でほぼ似たような結果になるもの(表記揺れ。例:アイドルマスターシンデレラガールズアイドルマスター_シンデレラガールズ)は、運営がどちらかのみを代表的なタグに認定する。

・一度消えたものが戻ってくる場合も十分にあり得る。

・近いタグが両方代表的なタグに認定されることは使われ方次第であり得る(例:VOCALOID初音ミクアイドルマスターアイドルマスターシンデレラガールズ

・代表的なタグが消えるときは事前告知をするかは要検討


といった内容が公開されていました。

特に、Slackの議論で追加できなかったカテゴリや、既存のものでもカテゴリ化できなかったものを、ランキングとしてデータを生成できるようになるというのが利点として挙げられていました。今回のランキング企画担当の尾崎さんも「ずっとランキングを個人的に利用していて、タグのに上がってほしいという思いもあり、ユーザーからの意見も多くいただいているタグもある。それらに対して、運営側から『これはいい、これはダメ』という判断をするのはよくなくて、視聴者と投稿者側、利用する側が動くことによってランキングができるタグを作り上げていくというものにしたい。運営主導ではなくユーザー主導にしたい。」
「もちろん、運営側がカテゴリと定義したことによってユーザーのまとまりができたという側面があったが、それらが多様化してきたので運営の意思や恣意的な判断で選ぶのはそろそろやめたほうがいい。利用されているタグから視聴者が見たいと思っているものがランキングとしてできるようになるというシステムにしたい。」という思いを伝えてもらいました。今後、音MADやVOICELOID実況プレイなどが代表的なタグとしてランキングができるのでしょうか。



2章:カテゴリへの思い入れがある方々の反対意見まとめ

生放送でのコメントや放送時のTwitterタイムラインでは概ね好評的な反応ではあったのですが、Slackの参加者はかなりお通夜モードでした…。

詳しくは他の方々のブロマガをニコ動ランキング改変2019レビューリンクで検索してもらえればわかるかと思いますが、カテゴリというものが代表的なタグという流動的なものになることで、投稿者が居場所となるコミュニティから離れてしまうのではないかという危機感をつのらせています。

特にカテゴリのランキング作者が危惧している声を多くあげてるのは、そのカテゴリでのランキング動画が作れなくなることそのものだけじゃなく、ランキング動画を作ろうと思ったほど「そのカテゴリでランキング作りたくなるほどそこの投稿者視聴者の住人が愛着あることを理解してるから」だからだと思いますし、それほどカテゴリという場に愛着がある(投稿者であれ視聴者であれ)人は全体からすればほんのわずかの割合でしかない故生放送でのコメントで危機意識を持つ人が少なかったのではと思いました。

また、新規に代表的なタグになるものとしても、代表的なタグから短期間ですぐ降格する状況でコミュニティが維持されるのか、という懸念も挙げられていました。

運営側はできるだけ既存カテゴリの住人が戸惑ったり移行に慣れなかったりという問題を軽減しようと半年間は存続を約束していましたし、その後も活動が盛んな限りそうそう簡単には消えることはないだろうと言ってはいましたが、自分が思い出した言葉は「可能性を生み出しただけでアウトなんだよ」というものでした。大きな溝がはっきり見えたように思えます。




3章:ジャンルと代表的なタグへの見解

大前提として、今回のジャンルと代表タグに関しては、工作や広告対策をはじめとしたランキング全体に関する改変への評価とはまったく別軸だと思っています(なのでブロマガ記事を別個に分けていますし)。

正直自分は、3/11の生放送では不安しかなかったですが(カテゴリがなくなってジャンルに置き換わるの!?みたいな勘違いとか)、3/13でより深い解説をしたことよってある程度安心できました。ニコニコ動画が大幅赤字だからサーバー維持費削減のために縮小するとか、スパゲティコードで拡張性が低いから一度ゼロから作り直すとかそういったネガティブな理由も覚悟してましたので…。

自分はカテゴリという場所に愛着を持つ人ではないですし(むしろニコニコ動画というところに思い入れがある人)、おそらくカテゴリが代表的なタグに変わったとしても、自分のニコニコ視聴スタイルは変わらないと思います。

そもそも、これまでの小カテゴリというのはニコニコ上の人気を反映したものをその都度足したもので、粒度もバラバラな上に一意的に決まるものでもなく、それらをまとめたカテゴリグループを解体しジャンルに置き換えて、新規ユーザーにもわかりやすくしたいという運営の意図もある程度理解できます。


とはいっても、カテゴリというものはニコニコ動画において象徴的なもので、超会議をはじめとした公式なものからユーザー投稿の替え歌までカテゴリ名と言うのが存在しているわけですし、ニコニコが扱っている立ち位置から名前が消えるというのはさみしいものを感じます。

そして何より、カテゴリという場に強い愛着を持つユーザーが離れてしまいかねないという危惧は怖いものがあります。動画制作というのは熱意と意欲がないとできないもので、そういう意欲が冷めて一度離れてしまうと戻ってくることは非常に困難です。

たとえニコニコのアクティブなユニークユーザーが800万人で、そのうちのほんの0.01%、800人ほどの投稿者や視聴者にしか影響がないものだとしても、その800人の持つニコニコ動画への熱意や意欲というのはすさまじく高いもので、ニコニコ動画を盛り上げる力としても、今後の継続プレ会員やPV数という観点でも失ったら取り返しのつかないものだと思います。自分自身に直接関係がない変化ではありますが、意欲の高い投稿者や視聴者の活動が今後消えかねないというのは、長期的には面白い動画やブームを生み出す原動力が大きく損なわれるという点で損失が回ってくると考えています。



そもそも、大カテゴリ(カテゴリグループ)はニコニコ動画(9)で将棋盤が実装されたときに各列をまとめるために無理やりつくったものです。今後将棋盤のカテゴリの各列が自由にカスタマイズできるようになった以上、大カテゴリというもの自体をなくしてしまえばどのカテゴリにどの動画があるかわかりづらいという問題は解決できるのでないでしょうか。

具体的に言うと、ニコニコ動画(RC2)までにあったこの画面です。現在カテゴリはもっと増えていますが、いまでも3行で画面は足りでしょう。少なくとも、初見でカテゴリが一望できるので運営が挙げていた問題は解決できると思います。
画像はニュースサイトからの引用です→





とはいえ、尾崎さんをはじめとした運営メンバーがカテゴリではなく代表的なタグにして流動的なものにしたいという強い意志や信念も感じましたし、代表的なタグがジャンルに紐付けられないことのメリットや、様々な人気タグでランキングができることの魅力も感じています。

なので、カテゴリから代表的なタグになることへの実利的・精神的なデメリットを少しでも減らして、カテゴリを熱心に利用している人との折り合いをつけてほしいとは思っています。
具体的には、以下の2点は検討できるのではないかと思っています。
・代表的なタグ別ランキングを300位まで記録する
・過去最高順位はタグ別ランキングで記録することを約束する

カテゴリ別順位のランキング自体は、利用している人自体はほとんどいないと思います(おそらく運営側もアクセス数とかで把握しているかなと思います)が、カテゴリを熱心に追い続けたい人、投稿者にとっては記録が残ることが大きなモチベーションになります。そしてそれは音楽・サウンドやゲームといったざっくりとした順位ではなく、自分が関わってる場(歌ってみたとかアイドルマスターとか)でいくつと出たほうがモチベーションにつながります。

このあたりの部分は、一度新ランキングへ移行してから試すという以上に、移行する前に不安感をできるだけ取り除くことが非常に大事だと思っています。動画制作をすることや続けること、熱心に追いかけることというのはある日突然意欲が消えてしまうものなので…。

なので、これまでカテゴリでできたことは新タグでも変わらずできますよという動きはもっと必要だと思います。ジャンルと代表的なタグというシステムに移行するにしても、運営側とユーザー側がお互いに対話し歩み寄り、落としどころを見つけることが必要でしょう。


4章:まとめ

・自分はカテゴリそのものへの愛着は薄いが、カテゴリという場への強い愛着を持つ人たちがいなくなることへの危機感から今回のジャンル・代表タグ化に異議を唱える

かなり保守的な案:
・大カテゴリを廃止すればジャンルがわかりづらいという問題は解決できるはず

運営の意向に沿った現実的な案:
・代表的なタグ別ランキングを300位まで記録する
・過去最高順位はタグ別ランキングで記録することを約束する



運営側と深く居続けているユーザー側が対話で折り合いをつけ、納得した気持ちで6月のランキング改変に移行することを願います。


さて、ここまではニッチかつ濃いユーザー向けの話でした。その2はより広い、マスな視聴者を中心とした話に移ります。個人的にはこちらの方がむしろ本番だったり

その2:工作・広告対処とカスタマイズ化がもたらすもの に続きます

世代がバレる系ニコニコビンゴ2018 元動画一覧



こちらで公開したものの元動画一覧です。気になった動画や思い出した動画があればここからぜひ開いてください!
削除された動画の再アップは動画跡地のコメントやタグなどから各自お探しください…


2007年(だいたい3月~8月)


患部で止まってすぐ発症~時報の富竹ジロウ+二号 FLASH.ver2



2007年(だいたい9月~年明け)




2008年




2009年




2010年




2011年


霊夢 so クッキー☆

2012年


這いよれ!ニャル子さん OPに中毒になる動画


2013年





2014年


【まなこ】ようかい体操第一 踊ってみた


2015年




2016年




2017年


新HSI島


2018年


【初投稿】U.S.A.をヴァイオリン演奏しながら踊ってみた&歌ってみた【自作音源】




いくつ元動画わかりましたか?

2018年俺的動画TOP10

2018年。去年のお気に入り動画まとめました。
もう1月もだいぶ過ぎてしまいましたが…。
個人的な立場での感想もけっこう書いているので「知らんがな」と思うことも多々あるかもしれませんがご了承ください。



10位
バトルドーム】BatoMAD-tenthFes.collabo



12月8日に投稿されたバトルドーム合作MAD。
合作は往々にしてパートごとのクオリティに差があるものでなかなか全編通してよかったと思うことはないのですが、これは最初から最後まで通して観れるほどの出来でした。
中盤の有吉ゴリ押しとか、手描きのかわいいアイ・テノゴールとか飽きずに観れました。

もういっちょ!


9位
ココココマンドー



このMADをきっかけにダダダダ天使にドはまりしました。
ストーリー仕立てという名のダイジェスト、ラスサビ前からの動画演出が本当に好きです。

作者さんが制作後記ブロマガも更新してるのでこちらもぜひ見て→

貰った愛は君に返すさ だって君は天使だから


8位
ニコニコギガントゼイニー Extend Edition【GINZAメドレー】



2017年1月投稿版ら追加されたちゅるちんさんのGINZAまとメドレー完全版。
2017年版の構成も生かしつつ、新曲を上手く入れ込んでで見事だと思いました。
GINZAの5年をしっかり振り返られる21分。

作者のブロマガ解説→

2014マスピ・2015宝箱(39~40曲目)、本当にありがとうございます…。

単なるGINZAまとめにはとどまらず、終盤の演出に初見で泣かされれたのもあって、
この動画は思い入れが深いものになりました。

覚えてないことも たくさんあっただろう



7位
2018年のニコニコ動画で『Moon!!』



2018年間まとめ動画。今年何の曲かなと予想はしていたのですが、一番予想外なところから、かつすごく納得のいく曲でした。
2番以降をはっきりとジャンル別に流していたのが新しい演出かなとは思います。
カテゴリの分断化を引喩してるとかそういうものではないですよね…?


6位
ニコニコ動画千載一遇



いを氏のメドレー。
個人的にお願いされたので最後の動画チェックをしたのですが、最初から心を掴まれました。
ここ数年の人気曲をいい感じに詰め込みつつ、音も映像もカッコよくて何度も観ています。

UNDERTALEとけものフレンズの愛がものすごく伝わってきた、これだけで自分は全力でうなずきたくなる。昨年1位の.N's MIXもそうでしたが。


5位
ダンスとロボットのダンス煮(三人前)


とかなんとか言ってたら本人が次に来たわけですが
昨年大人気になったVTuber関連から1本。最初から最後まで曲が詰め込まれててすごい。
サビのところがものすごく好きで、昨年参加したメドレー共作にも構成に入れてもらうようお願いしました→ (17:53~)


4位
シャチョーカイバシャチョー



ダンスロボットダンスからもう1本。10年近く前から見ていたゴギガガガギゴ氏の動画。
新しいネットの流行ネタをいろいろ取り入れつつ、終盤で歴代MADをなぞるのは心に刺さる。
削除対策で全編手描きにして再現も愛のなせることだと思いました。

一昨年もそうでしたが、ダンスロボットダンスはあまりにもすきすぎたので昨年までのランキングもまた作りました→


3位
合唱 『ニコニコ動画流星群』 My Favorite Edition 10years ver.



合唱シリーズは11年前から観てました。グランドフィナーレを始め、組曲や裏組曲、うらのうら音楽祭をはじめとしたニコニコメドレーシリーズというものを知った最初の入り口でした。
10年以上経って、久々に流星群合唱を開いて、気持ちがいっぱいになりました。

そして、去年4月に流星群10周年記念合作に携わらせていただいたのですが→
その映像がこの合唱での背景として使われています。
10年前に投稿された流星群合唱シリーズにおける2代目さんカオスにしてみたのように。

一視聴者としてずっと前から好きだったシリーズの、作品の一端を担ってるという事実は、いま思い返してもほんとすごいことよなあ…いう気持ちになります。


2位
ニコニコ動画宝島



12月12日ニコニコ動画12周年、これをずっと待っていました。
新しいネタを中心に、2年前制作した十年祭はじめとした他の王道メドレーには入ってないけどニコニコ内では定番になった曲やネタをふんだんに取り込まれてて大満足でした。

カオスゾーン明け、歌ってみた・音MAD・VTuberすべてのネタを拾ってじっくり時間割いたダンスロボットダンスですでに感極まっていたのに、陰陽師からのポプテピOPで12年のニコニコの様々なネタがきたことでもうボロ泣きでした。
実は、「動画に使いたいから切り抜き静止画あるだけほしい」と11月末に制作者のユーザー情報非公開氏から連絡が来ていて、これまでの編集で使った切り抜き画像をあるだけお渡ししたのですが(サポーターにクレジットされてるのはそれが主な理由です)、あのようなニコ厨を的確に感極まらせるものになるとは思いもよらなくて。気持ちがいっぱいでした。

そしてその後のぼくのフレンドですよ。上記の千載一遇や昨年の.でもこの曲で何度も泣かされてますし、2017年上半期まとめの最後の演出からめちゃニコ再現なんてされたら…
初見時は息が荒く過呼吸になったのをいまでもよく覚えています。



全体を通して動画制作メンバーの連携が取れていて、最初と最後の新宝島や新ネタの5人
ナユタン/ポプテピ/サカナクション/けもフレ/VTuber)を全体的に代表的な存在にさせた演出などが本当に好きでつらいです(語彙力)。
ところどころ、好きな動画や自分が制作したメドレーPVの演出をリスペクトしていて、何度観ても感慨深さを感じています。主催のユーザー情報非公開氏をはじめ、制作メンバーすべてに感謝してもしきれません。

パラレルワールド
n次創作を旅して散りばめられた願い、たくさん気付けました。これからもいろんな動画がニコニコに出てくるのだと思いたいです。



1位
カービィメドレー「Re:THE MEDLEY OF KIRBY SSDX」



いままで以上に自分語りが多いのでご容赦を。
星のカービィ組曲「THE MEDLEY OF KIRBY SSDX」10周年記念動画が来るというのは予想していませんでした。

SSDXは当時ほとんど(コロコロドロッチェ団しか)カービィを自分でプレイしておらず、ニコニコをきっかけでグルメレースサンドキャニオンを知っていた程度でした。

このメドレーをきっかけに昔軽く友達の家で遊んだスーパーデラックスを思い出し、ちょうどリメイクされることとなったUSDXを買い、タッチ!カービィを買って原曲アレンジで「SSDXで聴いたことある!」とテンションが上がり、Wiiを友人宅で連日泊まりでプレイしたりトリプルデラックスロボボプラネットを発売直後に夜通しクリアしたり、カービィきっかけでTwitterのフォロワーさんと知り合い、かなり親交深くなったり…。

ニコニコ動画とSSDXがなければ、自分はこれほどまでにカービィシリーズを触っていたとは思えないくらい、自分に影響の深い作品なのですが、

それがリメイクされたのです。自分が実際にプレイして思い入れもかなり深い新規の曲を数多く追加されて
SSDX2以降であったツッコミどころ満載のサブタイトルや、最新作のハードであるswitchを模したゲームプレイ動画、新しいキャラの手描きも増えて。

その上、2010年2月22日投稿のSSDX4everのカオスゾーンまでリメイクされてるなんて思いもよらず…!
最後の部分だけでも、削除されるまでのたった3日の間何度も何度も映像込みで観ていた思い出まで新たな形になるとは思いもよりませんでした。


移動中に何度も何度も聴いているくらいには本当に好きな28分です。






2018年はニコラン編集部として、そして一ニコ厨としてはなかなか厳しい現実を突きつけられた1年ではありましたが、個人的に気に入った動画は増え続けています。実際、とりあえずマイリストが500件埋まる速度は年々早くなってるというのをなんとなくの体感ですが実感しています。

2019年ももう3週間経ってしまいましたが、今年もニコニコでいろいろ面白いものを観たいですし、それだけではなくみんなで盛り上がりたいですね。
自分もリアルがどんどん慌ただしくなったり、他の好きなこともいろいろ増えつつあってなかなか時間もとれませんが(特にニコラン編集のサポート)、わずかな時間を見つけてできる限りのことをしたいですね。


今年もよろしくお願いします。


2018年ニコメド10選 byにしたけ【更新完了・おまけ3本付】

大相撲の人による企画2018年ニコメド10選が開催されてます。
今年のお気に入りメドレー10本をまとめました。

先ほど書き終えた2018年俺的動画TOP10との被りが多くありますがご了承ください。
締め切りに間に合わせるために時間もないので取り急ぎ動画だけを書きましたが、現在感想をまとめています。


1本目
セプテンBA-aaaaaaaaaa AAAAA-A-A-A-A-A-A-aaaaaaaaaaaa




まるく氏のメドレー。こちらはいちにち合作のせぷてんばーっ!の単品。
合作のタイトルの元ネタ?である野々原ゆずこの叫びを使ったBrain Powerの音MADのインパクトがすごい。さらに後ろで重ね曲が次々と切り替わっていくのが最高に気持ちいい。
動く、動くがここまで疾走感あるアレンジをされるとは思いもよりませんでした。

後半の打ち込みもすきなのですが、前半ゾーンが疾走感ある映像も込みでものすごく気に入っています。


同作者の昨年の作品だと、2008のニコニコを大体振り返るメドレーもオススメ。
こちらは打って変わって懐かしい雰囲気を出しているメドレーです。2008年のニコニコを知らなくても解説から楽しめる、知ってるともっと楽しめるし懐かしめる。



2本目
ココナノカケラ by CoCoNa




CupChinoTicさんのメドレー。疾走感のある、いわゆる駆け抜け式のメドレー。
短いながらもギターをはじめ、アレンジがカッコよくて心を掴まされました。
13・14の六兆年と回レ!雪月花の交互重ねから、ギターを一気にかき上げて君子危うくも近うよれに繋げているところがいちばん気に入っています。

動画も実写撮影でDAW撮影+キーホルダーという、独特ながらもいい雰囲気出してますね。



3本目
不常




うぃんな氏のメドレー。
こちらもいわゆる駆け抜けるタイプなのですが、密度がかなりすごい。
流れるような繋ぎが聴いてて非常に楽しかった一作。
31→32のマトリョシカ→カレンダーガール
37-39 恋は混沌→Oshama→アンハッピーリフレイン
54→55 メリッサ→Daydream cafe あたりが聴いてて好きでした。

かつ、テンポもそれほど変えずにメドレー全体で緩急がついていて、
打ち込みの音色も変わることでずっと聴いてても飽きなくて気持ちがいい。
特に65→70のアイワナゲームオーバー→MEGAROVANIAや
105→107のEvans→聖徳伝説→微熱からMysteryの、2種類の盛り上がり方がいいですね。

アレンジとしては、120曲目の地底の木々エリアが元曲の雰囲気も出してて気に入ってます。
また、124→125に移る際の不思議の国のアリスにすごくぐっときてます。

ラストの雪歩ラッシュは圧巻。
原曲知ってるのは半分もないのに聴き入ってしまう、そんな作品でした。



4本目
niconico(く)みきょく




キットカットおいしいさんのGINZA記念メドレー。
最初のCHANGE!!から時報で一気にキター!って気持ちにさせてくれます。掴みが最高。
プラスチックアドベンチャー×極楽浄土、そしてSUSHI食べたいのアレンジが独特で引き込まれます。バンバード×ココロオドルの疾走感あふれるアレンジ、美しいピアノのフリージアなど、一級品のアレンジが満載の14分です。
ノーポイッ!での一歩~四歩のところ、4人で音色変えているのも細かいですが楽しいです。

組曲を全曲なぞるラッシュゾーン+WMP背景という、ニコニコメドレーに対する思いを表現したいというのもすごく伝わってきました。

動画も1か月で完成したとは思えない高クオリティで大満足でした。モンスターハンターでの多様なジャンルをだいたい入れてきたのがぐっときました。

作者はniconico reflainニコニコメモリーズヘクティックなど、さまざまなタイプのアレンジメドレーを昨年投稿しています。気持ちのいい音楽いっぱい聴きたい方はぜひマイリストを巡回してみてはいかがでしょうか。



5本目
ニコニコ動画X(クロス)




ヨシキPのメドレー。
曲がクロスするというコンセプトで、新旧多様なジャンルをうまく入り混じらせた作品になっていたと思います。
特にクロスラッシュゾーンの勢いがすごい上にここだけでも満足できるだけのボリューム。実質駆け抜け合作×2。
当時の新曲であるポプテピEDと組曲の1曲目であるエージェント夜を往くを重ね、最後の陰陽師×Daisukeが勢いありつつもクロスコンセプトを維持していい締めだと感じました。



6本目
ニコニコ動画宝島




ユーザー情報非公開氏のメドレー。動画全般への感想は俺的動画TOP10に書いてるのでここでは控えめに。
ニコニコメドレーというよりも一つのエンタメ動画としての評価がすごく高い一本ですが、個人的に好きな重ね繋ぎもいろいろあります。
さくらんぼ×ハリケーンミキサーすき。



7本目
ニコニコギガントゼイニー Extend Edition【GINZAメドレー】




ちゅるちんさんのGINZA振り返るメドレー。動画全般への感想は俺的動画TOP10に(ry
アレンジが年々進化しているように思います。GINZAの曲群を2016年までからさらに足して、既存の完成品から21分の別の完成品を作り上げて、なおかつ感動のラスト演出を作り上げてるのがすごいと思いました。



8本目
ニコニコ動画千載一遇




いを氏のメドレー。動画全般への感想は(ry
曲構成アレンジすべてがよくて総合的に好きな作品です。UNDERTALEをはじめ、自分の好きなコンテンツとニコニコ動画全体への思い入れを感じられます。
ごっちゃにや流星群の重ね再現が懐かしくてもう。
niconico(く)みきょくでも似たような内容を挙げましたが、STEP by STEP UP↑↑↑↑で、4人で音色変えているところが聴いてて楽しいです。


9本目
ダンスとロボットのダンス煮(三人前)




メド島レビュ子の歌ってみた兼打ち込み動画。動(ry
ダンスロボットダンス×VTuberをここまでのエンタメマッシュアップに昇華できるのすごい。

個人的にはRAINBOW GIRLの裏のダンロボ打ち込みが、妙に切なさを感じるアレンジで
好きなんですよね…何度も聴きたくなりますし実際聴いてます。


メド島レビュ子関連で重ね一選も紹介します。

重ね一選
0:14~0:42 Seyana.×Romantic Love

一応音声無し版も没として上がってるみたいですね(どっちを元に紹介するかはお任せします)。



※こちらの動画だと3:47~4:15

好きな曲×好きな曲の重ね。最近のメドレーだとかっこよく力強いアレンジが人気ではありますが、レビュ子のこの揺れるような?アレンジはすごく中毒性高いんですよね。
何より、Seyana.の裏のピアノ音が気持ちいいので、それを生かした重ねをしてることが本当に好きです。昨年5月に参加したいちにちっ!ではチームクッパ軍団でFullKenさんに近い重ねをお願いしてたくらいなので→



10本目
Re:THE MEDLEY OF KIRBY SSDX




hapi⇒さんのメドレー。
だいたいは俺的TOP10で個人的になこと言ってしまったので、構成とアレンジについて。
思い入れのある曲満載なだけではなく、アレンジと聴き心地がいいですね。おかげで何度も聴きたくなります。
GINZAExでも触れましたが、過去の構成をなぞりつつ、新曲を足すというのはなかなか大変ではあると思いますが、既存の完成品とは別に見事な完成品を作り上げているなと思いました。


2018年、いろんなニコニコメドレーを聴きました。
アレンジが卓越しているもの、
繋ぎ重ねにテンションが上がるもの、
構成がニコ厨の心をわしづかみにするもの、
動画技術や演出がすごいもの、
個人的な趣味を深く知れていいねと言いたくなるもの、いろんな作品があります。

みんなちがってみんないい、って言うと手あかがつきすぎた言葉にはなってしまいますが、
好きなもの、

自分の評価もベタなニコメドにすごく偏っているというのは自覚はしていますが、そんな自分にも新たな道や価値基準を見出してくれるようなメドレーとの出会いを楽しみにしています。



<追記>
以下、10選には悩みながら入れられなかったけど、どうしても感想を書きたい3本です。


あにそんライン~「刻」~【アニソンメドレー】

タイヤヤ氏×ゆーり氏Azuriseaによる共作アニソンメドレー。
1曲1曲をものすごく大事にしていて、曲とアニメにすごく思い入れを入れながら打ち込んでいたというのが伝わってきます。
特に、イマココや自分REST@RTの間奏を使っているところ、作者と全力で握手したい。
サビはもちろんなんですが、間奏もものすごくすきなんですよ…
この曲に限らず、月花とかHappy★Pretty★Cloverとか、ちょくちょく個人的にクリティカルヒットする曲のアレンジを聴けたのですごく満足してます。特に、Happy★Pretty★Cloverの「大きく"ただいま"して~」からギターが裏で入ってきてるところが気に入っています。

アレンジも聴いてて安心できます。
映像もよく見ると細かい編集が凝っていますし、アニメが思い入れ持ちながら観ていた人にとってはかなりグッとくるところが多いのではないでしょうか。

(後に更新されたブログを読んでみると、選曲は全話見たアニメで縛ってるとか、お互いに音源を何度も交換しながら続きの部分を作っていたりとかとんでもない内容がぎっしり…)



本田未央アレンジミックス!

銀河Pによるメドレー。こちらはいちにちっ! ~すみれぐみ~でも使われてます。

キラキラしたアレンジがパッションに合う。特に、00:30~のパンッ×2の勢いと1:14~のステップ!の、文字通り跳ねるようなアレンジが気持ちがいい。
そして最後のラブリーのピアノアレンジが美しい。

不常でも挙げましたが、特定のアイドル曲縛りで繋げまくるのは、よほど曲を知っていないとできない芸当だと思います。まさしくプロデューサー愛のなせる業。

本田未央の曲を余すところまで詰め込んでいるの、デレマスPでなく曲もほとんど知らない自分でも聴きいったくらいなので、曲を聴き込んでるプロデューサーの方々にとってはかなり刺さるものがあるのではないでしょうか。

ニコメドではなかなか聴けないアレンジもいろいろ味わえました。



瘴気元年自由奏

【頭】さんのメドレー。
昨年ニコニコメドレー界隈で局地的な大ブームを引き起こした瘴気元年シリーズから。
タイトルを見て「まさか…」と思いつつ開いたらまさに懐かしのニコニコ動画混沌自由奏そのままの音源と雰囲気で泣いた。しかも重ね曲が何度も聴いてた混沌自由奏そのままでもう…

53.新宝島の音色が一番くるものがありました。この流れでずっと聴いていたい。