2017年ニコメド10選 byにしたけ
ユーザー非公開氏の企画2017年ニコメド10選が開催されてます。
今回はメドレー作者じゃなくても参加できるとのことなので、せっかくなので今年のお気に入りメドレー10本をまとめました。
前回書いた記事の2017年俺的動画TOP10との被りが多くありますがご了承ください。
1本目
こんなニコニコご用意しました!
ひまなっつさんのメドレー。
他のブロマガでもいくつか書いていますが、この作者さんの柔らかくて温かみのある打ち込みと、あたたかいニコニコ愛にあふれた構成演出は非常に気に入っています。
今作ではいつもの雰囲気や恒例のMMDでの演出もありつつ、1:28以降の駆け抜けっぽい繋ぎや4:30~セツナトリップの独特なアレンジ、13:09~恋の2-4-11のギュイギュイしたアレンジなど聴いてて楽しいところが多かったです。
あと、シルエットとか最後のぼくのフレンド→優しさの理由での締めとか、2015年に自分が最も気に入ってた動画「次はどんなニコニコに出会えるのかな」を思い起こして泣きそうになりました…。
2本目
ケロちゃんのニコニコフェイス
VCLN兄貴のメドレー。
例のアレ系統を中心にこれほどまでに多彩なジャンルを闇鍋にしているのは笑うしかない。
序盤のアニソンや王道曲、音ゲーのエフェクト再現もすきですし、後半の例のアレオンパレードはよくここまで詰めてきたなあといった感想でした。
最後のようこそジャパリパークと各界隈の名曲マッシュアップでの大団円感すごくすきですし、EDのぼくのフレンドオルゴールアレンジも気に入っています。
曲名文字演出や諏訪子の解説も含め、25分以上の長さを最後まで飽きさせずに楽しませるエンタメ満載のメドレーでした。
後で新宝島の東方アレンジ(紺魔理の方)の人だったのに気付いたときは驚きました。
3本目
otoMAD-synthesis.mid
R.M.氏のメドレー。
最近の曲も混ぜ込んだ音MADメドレーを待っていました!
ココロオドル→BEMYBABYのオシャレアレンジは新鮮で、
5:00~のKarakuri Spirits→イワシのテンション上がるアレンジ、その後のRED ZONEからのDRAGONLADYの入り方→バンバード重ね→新宝島の流れるような繋ぎが、音MADによく使われる原曲のリズムのよさと勢いを生かしててすきです。
8:42~のYo-KAI Discoサビ前の和風笛の音が本当に気持ちがいい。
10:26~のダンロボ→Oshamaの繋ぎ、自分が好きなMAD2曲というのもあってものすごくテンションが上がりました。
ラーメン屋の親父コアや雀頭市、終盤のPlease Kill My Love×GIRL'∫綴RHYTHMなど、わりとマニアックな音MAD界隈での評価された動画と曲が多数重要箇所に織り込まれているので、音MADファンの人にはかなり刺さるメドレーだと思いますし、あまり見てない!って人もこれをきっかけにプレイリストから見てみるのもいいと思います。
シンプルながらも使用動画の見せ方や枠の表示がセンスあっていいですね。
4本目
niconico(く)みきょく
キットカットおいしいさんのメドレー。つい先日10万再生を超えましたね。
何かしらのジャンルや、ジャンルやコンテンツに関する自分の思い入れ、あるいは動画演出などが自分の中での感想や評価に反映させていましたが、このメドレーは映像はWMP一本で、アレンジとニコニコ動画への思い入れがストレートに刺さったメドレーでした。
01:47~の狂気の瞳×新宝島は、特に明示されてもいないのに優曇華とHSI姉貴が頭に浮かんで吹きそうになりました。
02:36~のみなぎってきた、03:22~のもってけ、04:49~のBad Apple!!が元曲や組曲の雰囲気を思い起こすアレンジだと思えました。
そしてなにより、最終盤のふぃぎゅ@からのテニミュという組曲をリスペクトしたラスト、そしてテニミュの裏で星間飛行のサビが流れた瞬間に、メドレーの曲を最初から流すカオスゾーンだとわかって初見で泣きそうになりました。
カオスゾーンが終わってからの陰陽師でのラストスパートも、ありきたりになりがちとも言われた正統派も演出とアレンジで押し切っていい締めになっていたと思えます。
全体を通して聴きとりやすい打ち込みと多彩なアレンジ、新旧交えたニコニコの名曲はまさに現代の組曲『ニコニコ動画』と言ってもいいでしょう。
初見の視聴者にとって伝わりやすい曲と盛り上がりのよさ、そして何度も原曲を聴きたくなるアレンジ。(く)時代をニコニコで盛り上げたいという思いが伝わってきましたし、だからこそSP2017下半期のEDで使わせていただきました。
この作者さんのメドレー、今年の他にははじめてのめどれ~とニコニコ動画文化祭の2作があります。どちらもかなり高クオリティのアレンジを楽しんでしていた思いますので、もっとすごいDTMが聴きたい!って人はぜひそちらも聴いてみてはいかがでしょうか。
5本目
ニコニコ動画難民祭
まるく氏×ふぃりーさんの共作メドレー。
一度聴いた瞬間、これは軌道乗ったら間違いなくがっつり伸びる作品だと確信しました。
2:55~の赤座あかりキャラソンが3連符アレンジ?になるところからときめきポポロン→のんのん日和の跳ねるようなアレンジと、9:26~のミライファンファーレ→もうそう★こうかんにっきの繋ぎの入り方が印象に残っています。
シンプルな映像ながらも曲名の色・フォントの一工夫の入れ方や映像の繋ぎでかなり手の込んだ切り抜きを生かした演出はもっと評価されるべき。
難民アニメが好きで楽しませたいという思いと、構成・アレンジ・動画、お互いの得意分野を生かした作品という点ではまさにこの2人の共作だからこそできたと言えるでしょう。
6本目
NICO NICO smALLSTARS!!
26K氏のメドレー。
まず、タイトルの掛詞が本当に素晴らしすぎる。ニコスモという公式略称も含め、人を引き付けてテンションを上げるタイトルだと思っています。
打ち込みのアレンジの多彩さ・準オールスターという名の通りの多彩なジャンルかつメドレーであまり聴かない曲・動画の曲名のフォントの入れ方の多彩さ…いろんな方向性で飽きさせないメドレーです。
03:24~のTEL音からのGo to the topのアレンジ、03:44~の最高速→少女の空想庭園のピアノアレンジがお気に入りです。
特に、6:30~7:25のバラード明けのPRANA→名前のない怪物→daze→イワシの目の覚めるようなアレンジと繋ぎがかっこよく、4曲重ねとは思えないくらいにはメロディが入ってきて気持ちがよかったです。
この部分は繋ぎ一選にも推薦します。
God knows…→God only knows×God Eaterの曲→God Save The Girlsの神繋ぎ、
神のまにまに→トキドキまにまに→宙のまにまにOP→メニメニマニマニの繋ぎは見てても聴いてても気持ちよく、そしてHello Windowsの隠れ大量カオスからの片道きゃっちぼーるで一度落ち着かせてから一気にカオスゾーンに盛り上がる演出もすごく気に入っています。
知らない曲も確かに多かったのですが、それを聴かせてハマらせるくらいのアレンジと動画演出が光っていました。
7本目
ニコニコ真理教
Ximco氏のメドレー。
例のアレや音MAD系統をはじめとしたかなりイロモノで中上級者ニコ厨向けに寄ってます。ELECTRICAL COMMUNICATIONや亀上的竜宮生活、極楽浄土、恋、サバンナチャンス、ダンスロボットダンスなど、当時の最近の気になる曲がガンガン入っていてテンション上がりました。あとクレイジーサイコレズビアンは予想外のお気に入り曲。
1:09~のFlip Flapとドレミファロンドの切り替えの発想はありましたが、聴いてて楽しいところでしたね。
1:53~のOshama・つるぺた・ノーポイッ!の部分もかなりすきです。
4:27~の、日頃ゆっくりアレンジになりがちなかくざいもくざいを高BPMで使ってウミユリ海底譚と組み合わせる発想には脱帽しました。
終盤のぼくのフレンド×時報アレンジ系2つからのMUSIC VIDEOは、当時振り返る動画系ですごく刺さった動画があったこともあり(ぼくのフレンド:2017上半期まとめ、ぼくとわたしとニコニコ動画:ミリオン全力振り返り)、グッとくる締めでした。
このメドレーは、特に前半の動画も本気出してます。
音MADが多いのはメドレー作者の傾向もありますが、それ以外の多様なジャンルも余すことなく詰め込んでます。特に恋とようこそジャパリパークの量は必見。
また、Undertale→東方の蜘蛛繋ぎで手描きキャラを出せるのもこの作者ならではでしょう。動画編集や手描きイラストでメドレーをより印象付けたり、それを前提にしたメドレー構成やアレンジをするのは、「自分にしかできないメドレーを引き立たせる技法」になりますしもっと出てきてもいいと思います。
8本目
【メドレー単品】765×346 MEDLEY COLL@BORATION
taiyo氏のメドレー。
告知動画が出てから1年間ずっと待ってたメドレー合作のインスト版。
前回の艦これ合作や予告編のときからアレンジがかなり気に入っている作者さんです。
まず開幕シュガビタのドラムとギターからむっちゃかっこよくてテンションが最高潮。
1:56~のte-yut-teで途中で流れるキラリンとした音がすごくきれいでした。その後のあたしポンコツアンドロイドの電話っぽいアレンジと、後半部分のギター音もすきです。
4:01~のふ・れ・ん・ど・し・た・い→乙女大志の定番繋ぎからのLOVE&JOYの「ラ・ラ・
ラ」のリズムが入ってくるところの繋ぎとアレンジがテンション最高潮にさせてくれて、その流れでのOrange Sappaireに続くところがいいですね。
バラードゾーンは重厚なピアノから一転したかっこいいギターがメリハリ利いててよかったです。
08:20~のonandon→回レ!雪月花の声っぽい?アレンジもすき。
09:17~のノーポイッ!はメインの音も裏のきれいなガラス音?ですごく明るい印象を持たせてくれますが、その後のハナヤマタOPからシオカラ節がメイン音変わらなくで大きな印象変えないまま裏にギター音が足されててカッコよさを増しているところが痺れさせてくれます。
ここから最後まで全部すきすぎて言葉にできない(丸投げ)。
音MADとしても最高にすきでしたが、メドレー単体でも、アイマス曲を軸としたニコニコメドレーとしてすごく気に入っています。
作者あとがきブロマガも改めて読ませていただきましたが、アイマス作品、そしてアイマスに限らず元曲のよさをどう生かすか、どう表現するかということにかなり力を注いだことがうかがえます。
この動画に関しては何度語っても語りきれないよさがあります。
9本目
NICONICO DIVERS
ウボァー氏のメドレー。
この動画については8月半ば時点で映像制作担当のユーザー情報非公開氏から冒頭部分の動画制作の相談があって、その時点で最後まで完成した音源+途中まで(当時は千本桜~ぼくのフレンドまででした)完成した映像を合わせて視聴しました。
結果あまりの打ち込みと映像のよさとに度肝を抜かれ、最初と最後の部分の動画をぜひつくらせてください!とこちらからお願いした、といった経緯があります。
以下、初めて聴いたときの感想を中心に書きます。
まず最初。千本桜のカッコいいイントロアレンジからのREGENDS ZONEのつかみがベストでした。ブラウザバック避けたりとかコメントの印象を好意的にするためこそメドレーは最初1分前後の出だしが大事だと考えていますが、このメドレーは2007年~2016年まで順番に進んでいく演出で最初からニコ厨の心がっつりつかみにいくメドレーだと確信しました。だからこそ最初の部分の動画を作りたいと申し出ました。
冒頭の動画演出についてのブロマガ詳細はこちら→■
まず序盤について。
千本桜の安定の出だしからがっつり打打打打打打打打打打を使いつつシオカラ×ヤツメ、回レ!雪月花の格好いいアレンジがよかったですね。トップクラスの有名どころの名曲で人を残しつつ、最近の人気曲や通向けの曲を織り込むことでありきたり過ぎるわけでもないという印象を与えています。
その後もマサルさんやメタナイトの逆襲、Linear Slopeといった、動画はいっぱいあるけどなかなかメドレーで使われない曲に嬉しくなったり。ウエライドからのかくざいもくざいというきんモザMAD繋ぎにニヤリとしたり。PVだといーあるふぁんくらぶから映像繋がせていました。
アレンジの部分では、メタナイトの逆襲やかくざいもくざい、キラメキラリのAメロ部分、そして特に5:22~嵐の歌→UndertaleのUndyneの曲が気に入ってます。わりと原曲の雰囲気を生かしているように思えました。
中盤について。
UndyneとSUSHI食べたい繋ぎはネタ的にすき。SUSHI→only my railgunはそうきたか!ってなりました。
7:39~のAxel Fでだんだん荒々しくなるアレンジにKarakuri Spiritsの重ねが楽しい。
9:03~のLOVE TOGHETHER×YO-KAI Discoのだんだん静かになって一気に開放するエフェクトがすきで、その後例のアレゾーンを抜けてのごちうさ2曲で一気に明るくなります。
そしてその後のshake it!×明日また会えるよね→Bad Apple!!の重ね繋ぎ、明るいながらもどこか切なさを感じるアレンジが本当に最高でした。重ね一選があったら間違いなくここを選出していました。明日また会えるよねの原曲は当時知らなかったのですが、後に原曲を聴いてみたらかなり大胆なBPM変更をしていたことに気付いてさらに驚きました。
この後のStarry Skyの打ち込み、そしておとなしくなってバラードゾーンに入る展開も好きです。
11:27~のsecret baseから、途中でぼくのフレンドがオルゴールで入ってきてからメインとしてがっつり使い、そこからけものパレードで明るくなってからのようこそジャパリパークの展開は泣かせにきました。というか初見泣きました。
のちにPVがついてさらに引き立たせています。最初は本編のキャラクターを中心とした映像、そしてMADの名シーンがニコニコテレビちゃんからどんどん生えていくのは、作品のよさとニコニコでの人気の高さを両方生かしてて素晴らしかったです。
また、このメドレー全体に言えることではありますが、BPMを変えずに緩急や明るさを演出できるのが気に入っています。流れに違和感を覚えずに最後まで聴けます。
ようこそジャパリパークは12:50のウッホホが再現されてるところもいいですね。
ここからコネクト×オーエンが一気にラストまで走り抜ける!といったものを感じてここもまたすきです。オーエンが原曲にないアレンジしているのでしょうか。
終盤前のアイマス4曲をがっつり使った部分、ファンの人にはかなり嬉しい演出だと思いました。
CHAOS ZONEはおとなしい雰囲気からどんどん盛り上がっていくところ、聞き覚えのあるフレーズがどんどん流れていくところがいいと感じました。特に、15:25のGod knows…の入り方がキタ!って感じですね。
最後はウボァー氏定番の例のアレ、そして陰陽師。例のアレも原曲からかなり気に入っている曲なので自分に刺さります。その後の千本桜後奏とようこそジャパリパークの最後部分、ギターの時報で余韻を残しながら終わるところも気に入ったところでした。
とにかく、ニコニコメドレーで千本桜といったらこのメドレーと言えるくらいに人気になってほしかったし、週刊1桁順位まで伸びてほしい、新時代を代表するメドレーになってほしいと動画に携わりながら思っていました。残念ながらスマホ規制で頓挫しましたが…。
ただ自分は、動画として完成する前に100回近く最後まで聴きまくった結果、動画完成してからあまりループしてなかったというのはここだけの話。
10本目
.
メスシリンダー氏のメドレー。
64マリオのボム兵の戦場や、ルパン・ザ・ファイヤーやゴールデンタイムラバーとかの、自分も好きだしニコニコでもいろいろ動画上がってるけどなかなかメドレー採用されない曲が入ってたり、ルパン→裏表とか水力発電→Yo-KAIとかの繋ぎが気持ちいい。あと300億を想起させました。
そして、Tell Your→ぼくのフレンドで隠し億千万とか泣かせにきてるし、実際何度も泣きました。なぜかはわからないのですが、このメドレーのぼくのフレンドは原曲以上にしんみりとした雰囲気を感じてしまうのです。また、レビューを最後まで読んでいただいた方はお察しかと思いますが、自分がメドレーでのぼくのフレンドの扱いをかなり大事に思ってしまうのはだいたいこのメドレーのせいだったりします。
最初のようこそジャパリパークも含め、作者さんのけものフレンズ愛を強く感じたメドレーでした。特に初見時はけものフレンズ最終回と12.1話で感情移入がより強かったということもあって、自分自身もその気持ちをもろに反映させてしまって、強い印象に残っています。
本当に、本当に好きだったし、いろんな人に聴いてもらいたいという思いからニコランSP21OP・EDに使わせていただきました。
この作者さんのメドレーは多彩なジャンルでかつニッチなところを押さえた曲が多いです。また元曲の雰囲気を大事にしてメドレーの構成を組んでる一方、時々大胆で派手なアレンジをすることもあります。
様々な要素でオンリーワンのメドレーの制作者だと思いますし、何度か制作途中の作品を聴かせてもらった結果、ぜひ世に広める形にしたい!と思ってPV作成に携わらせてもらっています。2017年ではN's MIXおよびめちゃニコの2作に携わらせていただきました。これら2作品も、またはちめすたんもかなり気に入ったメドレーなのでオススメします。
ほんと素晴らしいメドレーを作りますし、ファンの人も多いのでどうか作品やアカウントを自主削除しないでほしいという思いをずっと伝えていますが…
終わりに
2017年はさまざまなメドレーがわりかし伸びましたし、個人的に気に入った作品も多くありました。10選に書きたかったと思いつつも書けなかったメドレーが3作もあったくらいには迷いました。
やはり自分は、自分がよくわかる・思い入れのある選曲、そして多くのニコニコユーザーと盛り上がれるメドレーを高評価にしがちではあります。しかしその一方で、作者それぞれの個性や思いを反映した、多様なメドレーを聴く機会も大事ですし、画一的にならずさまざまな作品が投稿される環境のほうがよいとも思っています。
2018年以降もたくさんの作品が視聴できるといいですね。
今回はメドレー作者じゃなくても参加できるとのことなので、せっかくなので今年のお気に入りメドレー10本をまとめました。
前回書いた記事の2017年俺的動画TOP10との被りが多くありますがご了承ください。
1本目
こんなニコニコご用意しました!
ひまなっつさんのメドレー。
他のブロマガでもいくつか書いていますが、この作者さんの柔らかくて温かみのある打ち込みと、あたたかいニコニコ愛にあふれた構成演出は非常に気に入っています。
今作ではいつもの雰囲気や恒例のMMDでの演出もありつつ、1:28以降の駆け抜けっぽい繋ぎや4:30~セツナトリップの独特なアレンジ、13:09~恋の2-4-11のギュイギュイしたアレンジなど聴いてて楽しいところが多かったです。
あと、シルエットとか最後のぼくのフレンド→優しさの理由での締めとか、2015年に自分が最も気に入ってた動画「次はどんなニコニコに出会えるのかな」を思い起こして泣きそうになりました…。
2本目
ケロちゃんのニコニコフェイス
VCLN兄貴のメドレー。
例のアレ系統を中心にこれほどまでに多彩なジャンルを闇鍋にしているのは笑うしかない。
序盤のアニソンや王道曲、音ゲーのエフェクト再現もすきですし、後半の例のアレオンパレードはよくここまで詰めてきたなあといった感想でした。
最後のようこそジャパリパークと各界隈の名曲マッシュアップでの大団円感すごくすきですし、EDのぼくのフレンドオルゴールアレンジも気に入っています。
曲名文字演出や諏訪子の解説も含め、25分以上の長さを最後まで飽きさせずに楽しませるエンタメ満載のメドレーでした。
後で新宝島の東方アレンジ(紺魔理の方)の人だったのに気付いたときは驚きました。
3本目
otoMAD-synthesis.mid
R.M.氏のメドレー。
最近の曲も混ぜ込んだ音MADメドレーを待っていました!
ココロオドル→BEMYBABYのオシャレアレンジは新鮮で、
5:00~のKarakuri Spirits→イワシのテンション上がるアレンジ、その後のRED ZONEからのDRAGONLADYの入り方→バンバード重ね→新宝島の流れるような繋ぎが、音MADによく使われる原曲のリズムのよさと勢いを生かしててすきです。
8:42~のYo-KAI Discoサビ前の和風笛の音が本当に気持ちがいい。
10:26~のダンロボ→Oshamaの繋ぎ、自分が好きなMAD2曲というのもあってものすごくテンションが上がりました。
ラーメン屋の親父コアや雀頭市、終盤のPlease Kill My Love×GIRL'∫綴RHYTHMなど、わりとマニアックな音MAD界隈での評価された動画と曲が多数重要箇所に織り込まれているので、音MADファンの人にはかなり刺さるメドレーだと思いますし、あまり見てない!って人もこれをきっかけにプレイリストから見てみるのもいいと思います。
シンプルながらも使用動画の見せ方や枠の表示がセンスあっていいですね。
4本目
niconico(く)みきょく
キットカットおいしいさんのメドレー。つい先日10万再生を超えましたね。
何かしらのジャンルや、ジャンルやコンテンツに関する自分の思い入れ、あるいは動画演出などが自分の中での感想や評価に反映させていましたが、このメドレーは映像はWMP一本で、アレンジとニコニコ動画への思い入れがストレートに刺さったメドレーでした。
01:47~の狂気の瞳×新宝島は、特に明示されてもいないのに優曇華とHSI姉貴が頭に浮かんで吹きそうになりました。
02:36~のみなぎってきた、03:22~のもってけ、04:49~のBad Apple!!が元曲や組曲の雰囲気を思い起こすアレンジだと思えました。
そしてなにより、最終盤のふぃぎゅ@からのテニミュという組曲をリスペクトしたラスト、そしてテニミュの裏で星間飛行のサビが流れた瞬間に、メドレーの曲を最初から流すカオスゾーンだとわかって初見で泣きそうになりました。
カオスゾーンが終わってからの陰陽師でのラストスパートも、ありきたりになりがちとも言われた正統派も演出とアレンジで押し切っていい締めになっていたと思えます。
全体を通して聴きとりやすい打ち込みと多彩なアレンジ、新旧交えたニコニコの名曲はまさに現代の組曲『ニコニコ動画』と言ってもいいでしょう。
初見の視聴者にとって伝わりやすい曲と盛り上がりのよさ、そして何度も原曲を聴きたくなるアレンジ。(く)時代をニコニコで盛り上げたいという思いが伝わってきましたし、だからこそSP2017下半期のEDで使わせていただきました。
この作者さんのメドレー、今年の他にははじめてのめどれ~とニコニコ動画文化祭の2作があります。どちらもかなり高クオリティのアレンジを楽しんでしていた思いますので、もっとすごいDTMが聴きたい!って人はぜひそちらも聴いてみてはいかがでしょうか。
5本目
ニコニコ動画難民祭
まるく氏×ふぃりーさんの共作メドレー。
一度聴いた瞬間、これは軌道乗ったら間違いなくがっつり伸びる作品だと確信しました。
2:55~の赤座あかりキャラソンが3連符アレンジ?になるところからときめきポポロン→のんのん日和の跳ねるようなアレンジと、9:26~のミライファンファーレ→もうそう★こうかんにっきの繋ぎの入り方が印象に残っています。
シンプルな映像ながらも曲名の色・フォントの一工夫の入れ方や映像の繋ぎでかなり手の込んだ切り抜きを生かした演出はもっと評価されるべき。
難民アニメが好きで楽しませたいという思いと、構成・アレンジ・動画、お互いの得意分野を生かした作品という点ではまさにこの2人の共作だからこそできたと言えるでしょう。
6本目
NICO NICO smALLSTARS!!
26K氏のメドレー。
まず、タイトルの掛詞が本当に素晴らしすぎる。ニコスモという公式略称も含め、人を引き付けてテンションを上げるタイトルだと思っています。
打ち込みのアレンジの多彩さ・準オールスターという名の通りの多彩なジャンルかつメドレーであまり聴かない曲・動画の曲名のフォントの入れ方の多彩さ…いろんな方向性で飽きさせないメドレーです。
03:24~のTEL音からのGo to the topのアレンジ、03:44~の最高速→少女の空想庭園のピアノアレンジがお気に入りです。
特に、6:30~7:25のバラード明けのPRANA→名前のない怪物→daze→イワシの目の覚めるようなアレンジと繋ぎがかっこよく、4曲重ねとは思えないくらいにはメロディが入ってきて気持ちがよかったです。
この部分は繋ぎ一選にも推薦します。
God knows…→God only knows×God Eaterの曲→God Save The Girlsの神繋ぎ、
神のまにまに→トキドキまにまに→宙のまにまにOP→メニメニマニマニの繋ぎは見てても聴いてても気持ちよく、そしてHello Windowsの隠れ大量カオスからの片道きゃっちぼーるで一度落ち着かせてから一気にカオスゾーンに盛り上がる演出もすごく気に入っています。
知らない曲も確かに多かったのですが、それを聴かせてハマらせるくらいのアレンジと動画演出が光っていました。
7本目
ニコニコ真理教
Ximco氏のメドレー。
例のアレや音MAD系統をはじめとしたかなりイロモノで中上級者ニコ厨向けに寄ってます。ELECTRICAL COMMUNICATIONや亀上的竜宮生活、極楽浄土、恋、サバンナチャンス、ダンスロボットダンスなど、当時の最近の気になる曲がガンガン入っていてテンション上がりました。あとクレイジーサイコレズビアンは予想外のお気に入り曲。
1:09~のFlip Flapとドレミファロンドの切り替えの発想はありましたが、聴いてて楽しいところでしたね。
1:53~のOshama・つるぺた・ノーポイッ!の部分もかなりすきです。
4:27~の、日頃ゆっくりアレンジになりがちなかくざいもくざいを高BPMで使ってウミユリ海底譚と組み合わせる発想には脱帽しました。
終盤のぼくのフレンド×時報アレンジ系2つからのMUSIC VIDEOは、当時振り返る動画系ですごく刺さった動画があったこともあり(ぼくのフレンド:2017上半期まとめ、ぼくとわたしとニコニコ動画:ミリオン全力振り返り)、グッとくる締めでした。
このメドレーは、特に前半の動画も本気出してます。
音MADが多いのはメドレー作者の傾向もありますが、それ以外の多様なジャンルも余すことなく詰め込んでます。特に恋とようこそジャパリパークの量は必見。
また、Undertale→東方の蜘蛛繋ぎで手描きキャラを出せるのもこの作者ならではでしょう。動画編集や手描きイラストでメドレーをより印象付けたり、それを前提にしたメドレー構成やアレンジをするのは、「自分にしかできないメドレーを引き立たせる技法」になりますしもっと出てきてもいいと思います。
8本目
【メドレー単品】765×346 MEDLEY COLL@BORATION
taiyo氏のメドレー。
告知動画が出てから1年間ずっと待ってたメドレー合作のインスト版。
前回の艦これ合作や予告編のときからアレンジがかなり気に入っている作者さんです。
まず開幕シュガビタのドラムとギターからむっちゃかっこよくてテンションが最高潮。
1:56~のte-yut-teで途中で流れるキラリンとした音がすごくきれいでした。その後のあたしポンコツアンドロイドの電話っぽいアレンジと、後半部分のギター音もすきです。
4:01~のふ・れ・ん・ど・し・た・い→乙女大志の定番繋ぎからのLOVE&JOYの「ラ・ラ・
ラ」のリズムが入ってくるところの繋ぎとアレンジがテンション最高潮にさせてくれて、その流れでのOrange Sappaireに続くところがいいですね。
バラードゾーンは重厚なピアノから一転したかっこいいギターがメリハリ利いててよかったです。
08:20~のonandon→回レ!雪月花の声っぽい?アレンジもすき。
09:17~のノーポイッ!はメインの音も裏のきれいなガラス音?ですごく明るい印象を持たせてくれますが、その後のハナヤマタOPからシオカラ節がメイン音変わらなくで大きな印象変えないまま裏にギター音が足されててカッコよさを増しているところが痺れさせてくれます。
ここから最後まで全部すきすぎて言葉にできない(丸投げ)。
音MADとしても最高にすきでしたが、メドレー単体でも、アイマス曲を軸としたニコニコメドレーとしてすごく気に入っています。
作者あとがきブロマガも改めて読ませていただきましたが、アイマス作品、そしてアイマスに限らず元曲のよさをどう生かすか、どう表現するかということにかなり力を注いだことがうかがえます。
この動画に関しては何度語っても語りきれないよさがあります。
9本目
NICONICO DIVERS
ウボァー氏のメドレー。
この動画については8月半ば時点で映像制作担当のユーザー情報非公開氏から冒頭部分の動画制作の相談があって、その時点で最後まで完成した音源+途中まで(当時は千本桜~ぼくのフレンドまででした)完成した映像を合わせて視聴しました。
結果あまりの打ち込みと映像のよさとに度肝を抜かれ、最初と最後の部分の動画をぜひつくらせてください!とこちらからお願いした、といった経緯があります。
以下、初めて聴いたときの感想を中心に書きます。
まず最初。千本桜のカッコいいイントロアレンジからのREGENDS ZONEのつかみがベストでした。ブラウザバック避けたりとかコメントの印象を好意的にするためこそメドレーは最初1分前後の出だしが大事だと考えていますが、このメドレーは2007年~2016年まで順番に進んでいく演出で最初からニコ厨の心がっつりつかみにいくメドレーだと確信しました。だからこそ最初の部分の動画を作りたいと申し出ました。
冒頭の動画演出についてのブロマガ詳細はこちら→■
まず序盤について。
千本桜の安定の出だしからがっつり打打打打打打打打打打を使いつつシオカラ×ヤツメ、回レ!雪月花の格好いいアレンジがよかったですね。トップクラスの有名どころの名曲で人を残しつつ、最近の人気曲や通向けの曲を織り込むことでありきたり過ぎるわけでもないという印象を与えています。
その後もマサルさんやメタナイトの逆襲、Linear Slopeといった、動画はいっぱいあるけどなかなかメドレーで使われない曲に嬉しくなったり。ウエライドからのかくざいもくざいというきんモザMAD繋ぎにニヤリとしたり。PVだといーあるふぁんくらぶから映像繋がせていました。
アレンジの部分では、メタナイトの逆襲やかくざいもくざい、キラメキラリのAメロ部分、そして特に5:22~嵐の歌→UndertaleのUndyneの曲が気に入ってます。わりと原曲の雰囲気を生かしているように思えました。
中盤について。
UndyneとSUSHI食べたい繋ぎはネタ的にすき。SUSHI→only my railgunはそうきたか!ってなりました。
7:39~のAxel Fでだんだん荒々しくなるアレンジにKarakuri Spiritsの重ねが楽しい。
9:03~のLOVE TOGHETHER×YO-KAI Discoのだんだん静かになって一気に開放するエフェクトがすきで、その後例のアレゾーンを抜けてのごちうさ2曲で一気に明るくなります。
そしてその後のshake it!×明日また会えるよね→Bad Apple!!の重ね繋ぎ、明るいながらもどこか切なさを感じるアレンジが本当に最高でした。重ね一選があったら間違いなくここを選出していました。明日また会えるよねの原曲は当時知らなかったのですが、後に原曲を聴いてみたらかなり大胆なBPM変更をしていたことに気付いてさらに驚きました。
この後のStarry Skyの打ち込み、そしておとなしくなってバラードゾーンに入る展開も好きです。
11:27~のsecret baseから、途中でぼくのフレンドがオルゴールで入ってきてからメインとしてがっつり使い、そこからけものパレードで明るくなってからのようこそジャパリパークの展開は泣かせにきました。というか初見泣きました。
のちにPVがついてさらに引き立たせています。最初は本編のキャラクターを中心とした映像、そしてMADの名シーンがニコニコテレビちゃんからどんどん生えていくのは、作品のよさとニコニコでの人気の高さを両方生かしてて素晴らしかったです。
また、このメドレー全体に言えることではありますが、BPMを変えずに緩急や明るさを演出できるのが気に入っています。流れに違和感を覚えずに最後まで聴けます。
ようこそジャパリパークは12:50のウッホホが再現されてるところもいいですね。
ここからコネクト×オーエンが一気にラストまで走り抜ける!といったものを感じてここもまたすきです。オーエンが原曲にないアレンジしているのでしょうか。
終盤前のアイマス4曲をがっつり使った部分、ファンの人にはかなり嬉しい演出だと思いました。
CHAOS ZONEはおとなしい雰囲気からどんどん盛り上がっていくところ、聞き覚えのあるフレーズがどんどん流れていくところがいいと感じました。特に、15:25のGod knows…の入り方がキタ!って感じですね。
最後はウボァー氏定番の例のアレ、そして陰陽師。例のアレも原曲からかなり気に入っている曲なので自分に刺さります。その後の千本桜後奏とようこそジャパリパークの最後部分、ギターの時報で余韻を残しながら終わるところも気に入ったところでした。
とにかく、ニコニコメドレーで千本桜といったらこのメドレーと言えるくらいに人気になってほしかったし、週刊1桁順位まで伸びてほしい、新時代を代表するメドレーになってほしいと動画に携わりながら思っていました。残念ながらスマホ規制で頓挫しましたが…。
ただ自分は、動画として完成する前に100回近く最後まで聴きまくった結果、動画完成してからあまりループしてなかったというのはここだけの話。
10本目
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メスシリンダー氏のメドレー。
64マリオのボム兵の戦場や、ルパン・ザ・ファイヤーやゴールデンタイムラバーとかの、自分も好きだしニコニコでもいろいろ動画上がってるけどなかなかメドレー採用されない曲が入ってたり、ルパン→裏表とか水力発電→Yo-KAIとかの繋ぎが気持ちいい。あと300億を想起させました。
そして、Tell Your→ぼくのフレンドで隠し億千万とか泣かせにきてるし、実際何度も泣きました。なぜかはわからないのですが、このメドレーのぼくのフレンドは原曲以上にしんみりとした雰囲気を感じてしまうのです。また、レビューを最後まで読んでいただいた方はお察しかと思いますが、自分がメドレーでのぼくのフレンドの扱いをかなり大事に思ってしまうのはだいたいこのメドレーのせいだったりします。
最初のようこそジャパリパークも含め、作者さんのけものフレンズ愛を強く感じたメドレーでした。特に初見時はけものフレンズ最終回と12.1話で感情移入がより強かったということもあって、自分自身もその気持ちをもろに反映させてしまって、強い印象に残っています。
本当に、本当に好きだったし、いろんな人に聴いてもらいたいという思いからニコランSP21OP・EDに使わせていただきました。
この作者さんのメドレーは多彩なジャンルでかつニッチなところを押さえた曲が多いです。また元曲の雰囲気を大事にしてメドレーの構成を組んでる一方、時々大胆で派手なアレンジをすることもあります。
様々な要素でオンリーワンのメドレーの制作者だと思いますし、何度か制作途中の作品を聴かせてもらった結果、ぜひ世に広める形にしたい!と思ってPV作成に携わらせてもらっています。2017年ではN's MIXおよびめちゃニコの2作に携わらせていただきました。これら2作品も、またはちめすたんもかなり気に入ったメドレーなのでオススメします。
ほんと素晴らしいメドレーを作りますし、ファンの人も多いのでどうか作品やアカウントを自主削除しないでほしいという思いをずっと伝えていますが…
終わりに
2017年はさまざまなメドレーがわりかし伸びましたし、個人的に気に入った作品も多くありました。10選に書きたかったと思いつつも書けなかったメドレーが3作もあったくらいには迷いました。
やはり自分は、自分がよくわかる・思い入れのある選曲、そして多くのニコニコユーザーと盛り上がれるメドレーを高評価にしがちではあります。しかしその一方で、作者それぞれの個性や思いを反映した、多様なメドレーを聴く機会も大事ですし、画一的にならずさまざまな作品が投稿される環境のほうがよいとも思っています。
2018年以降もたくさんの作品が視聴できるといいですね。