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週刊ニコニコランキングでの順位・年ごとのポイント推移について

どうも、週刊ニコニコランキング5代目のにしたけです。

今週のニコラン#486では、20位ボーダーが26万ptsと、週刊ニコランの集計計算式を変更した昨年7月以降もっとも低い結果となりました。
また、日頃週刊ニコランを継続して観ていただいてる方はわかると思いますが、今年に入ってからは週刊ニコランのポイントが非常にデフレ傾向にあります。特に、今年の7月第3週#480 の結果では、マイリスト1位の動画が6,682と、おそらく9年以上のニコランの歴史で最も低いマイリスト数となっています(もしこれよりも低い週があったらコメントください)。




そこで、2007~2016年まで、これまでの8月第5週・9月第1週のニコランの総合ポイント・再生数・コメント数・マイリスト数を順位ごとにまとめました。


使用したデータはこちら。通し番号列をクリックするとデータ元が見れます。

表1 使用データ元
通し番号○年○月第○週備考
#172007年9月第1週友人マリオ第二作開始・らきすたMADなど
#692008年9月第1週ドット絵東方・ボカロ流星群など
#1212009年8月第5週スネ夫自慢話・カオス七色・東方GIFアニメなど
#1732010年8月第5週マトリョシカ・第5回MMD杯 Bad AApple!!など
#2252011年8月第5週日常・第7回MMD杯 アリスのスイートマジックなど
#2782012年9月第1週
あにみく・人類衰退関連など
#3302013年9月第1週進撃MAD多数
#3822014年9月第1週自主制作鬼斬娘・時津風秘書・ようかい体操など
#4342015年8月第5週幕末マリカ・がっこうぐらし・刀魂手描きなど
#4862016年8月第5週リオ五輪安倍マリオ・Re:ゼロなど


総合ポイント・再生数・コメント数・マイリスト数を表にすると表2のようになりました。
なお、2007年は集計の都合上、再生・コメント・マイリストが各299位までしか取得で来ておらず、300位のところには299位の数値を入れてあります。

表2 各年・順位ごとのポイント・再生・コメント・マイリスト数


表2をもとに、それぞれグラフ化すると、図1~8のようになりました。
左側には1位~10位、右側には10位~500位の結果です。

図1~8 各年・順位ごとのポイント・再生・コメント・マイリスト数



#172007年9月第1週

#692008年

#1212009年

#1732010年

#2252011年

#2772012年

#3302013年

#3822014年

#4342015年

#4862016年

こうしてみると、総合ポイント・再生・コメント・マイリストともに、100位以上では2016年の今週の結果がいかに低いかがよくわかります。2015年が幕末マリオカート実況投稿の影響で全体的にポイントインフレした反動もありますが、それを勘案しても下落が大きいように思えます。
特に、マイリストの減少が大きいですね…。これまでの9年間基本的に出ていた週2万マイリストが存在せず、5本以上は出ていた(2011・13年は10本以上!)週1万マイリストを超える動画も、今年に入ってから2本程度、といったところです。また、TOP10という頂点の数動画だけではなく、100位までの全体でここ数年減少傾向にあり、最初期の2007年以下という事実が見えています。

再生数については、TOP10については2012年頃から減少したのがここ数年で落ち着いてきた、と読み取れます。一方で、10~300位については2013年頃をピークに減少しています。そして、500位のボーダーについては実は2016年現在でも上昇し続けています
ニコニコチャートの総合カウントによると、ニコニコ全体の再生数はいまだに伸び続けていることを考慮すると、よく言われる「ジャンルが多様になった結果、頂点が伸びなくなった一方で数万再生の動画が非常に多くなった」という結果を表しているのではないでしょうか。

コメントについては、TOP10は自演コメントやコメント乞食動画の存在や規模次第のところがあり考察しづらいです。TOP100については順調に?緩やかに減少しています。特に今年の下落幅が大きいですね。
ニコニコチャートの総合カウントによると、ニコニコ全体のコメント数は現在も減少傾向にあります。特に、夏休みでユーザーが増える傾向にある8月に、一度もデイリー100万コメントを超える日がなかったのは今年が初めてで、ニコニコ動画の特色であるコメントがどんどんされなくなっているという現状が浮き彫りになっています。
というか、ユーザーが少ない時期だというのにTOP10~100の絶対的なコメント数ですら
2007年>2008年>それ以降って… ましてやコメント率は



もちろん、特定の週を切り取っただけなので、年間全体の傾向の外れ値を拾ってしまった可能性はありますが、この記事がこれまでのニコニコ動画のランキング上での傾向の変化を考える材料になれば幸いです。
気になることがあればどんどんコメントで書いてもらえるとありがたいです。